Web業界で必要な知識・スキルとは?駆け出しが知っておきたい必須分野を解説
Web業界で働きたい!
Webの必要な知識を知りたい!
この記事では、このような悩みに答えます。
Web業界は責任範囲が広く、求められる知識が多い仕事のひとつです。
私も日々勉強しながら、Webディレクターの業務に携わっています!
- これからWeb業界で働きたい
- Web制作の仕事に役立てたい
- Web制作の知識を身につけたい
Web業界は、知識を習得することで着実にステップアップできる非常に魅力的な業種です。
今回は、Web業界の知識・スキルについてご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください!
Web業界で習得したい知識分野は5つ
Web業界の仕事の範囲は広いため、多くの知識を習得しなければなりません。
ですが、これまでのキャリアで身に付けたノウハウが活かせる可能性があります。
Web業界で習得したい知識分野は、大きく分けてこちらの5つです。
- Webデザイン
- プログラミング
- UI/UX
- SEO
- マーケティング
「Webサイトがどのような仕組みになっているか」
という全体像を理解するのが難しいです。
実務で身につけたり、積極的に学んでいきましょう!
Web業界で習得したい知識分野1:Webデザイン
Webデザインとは、WebサイトやWebアプリケーションの外観を設計するプロセスです。
ビジュアルデザイン、レイアウト、色使い、フォント、画像など、Webサイトの見た目に関するすべての決定を下します。
今回が紹介するWebデザインの習得したい知識はこちらの5つです。
- HTMLとCSS
- 静的サイトと動的サイト
- フロントエンドとバックエンド
- サーバーとドメイン
- CMS
順番にご紹介します!
知識1:HTMLとCSS
あなたが普段見ているWebページのほとんどはHTML(HyperText Markup Language)という言語で作られています。
Webページを閲覧するにはブラウザ(Chrome、Microsoft Edgeなど)が必要です。
HTMLでWebページ骨組みを作り、CSSや文字サイズ色を指定したりレイアウトを組み立てたりします。
- HTMLとは…
-
テキストボックス、文字、表、画像、リンクなど、Webサイトに必要な部品を配置するための言語のこと。
- CSSとは…
-
Webサイトのサイズや色、レイアウトなどを設定するためのプログラミング言語のこと。
Web人材として、必ず記述することは求められませんが、制作物の確認や修正指示をする際などに必要な知識です。
知識2:静的サイトと動的サイト
Webサイトは静的サイトと動的サイトの2つに分類できます。
- 静的ページとは…
-
いつ誰が閲覧しても表示内容が変わらないページのこと。
- 動的ページとは…
-
ユーザー側の状況などによって表示内容が変わるページのこと。
一般的な企業のホームページなどは、いつ誰が見ても同じ情報が表示される静的ページであることが多いです。
同じURLにログイン済かどうかで表示内容が変わったり、フォームなどに入力した内容次第で表示される内容が変わると言った構造のページは動的ページといわれます。
単純な静的サイトなのか、複雑なプログラミングが必要な動的サイトなのかなど、サイトに必要な機能を考えしっかり把握しましょう。
知識3:フロントエンドとバックエンド
Webサイトに関わるエンジニアの業務はフロントエンドとバックエンドに分かれます。
- フロントエンドとは…
-
ユーザーが文字を入力したり、ボタンをクリックしたりする部分などの、Webサービスやアプリケーションの見た目に関する部分の開発のこと。
- バックエンドとは…
-
会員情報の登録やクレジットカード決済に必要な個人情報の読み込みなどサーバーサイドの処理に関する開発や構築のこと。
HTML、CSS、Javascriptなどの言語は、主にWebサイトのユーザーの目に触れるフロントエンドの部分を担います。
Java、Ruby、PHPなどの言語は、サーバー側のシステムやデータベースの部分で使用されます。
エンジニアやコーダーと一括りにするのではなく、大まかに各々の役割を認識しておきましょう。
知識4:サーバーとドメイン
Webサイトを制作する上で最低限理解しておきたいことにサーバーとドメインの仕組みがあります。
- サーバーとは…
-
インターネット上の土地のようなものであり、Webサイトやメールを電子的に格納するデータを保管する場所のこと。
- ドメインとは…
-
インターネット上の住所のようなものであり、URLの一部を構成しWebサイトなどの場所のこと。
基本的にWebサイトやシステムはサーバー上に置かれているため、制作したサイトを公開するにはサーバーを利用します。
ドメインは、制作したWebサイトが置かれているサーバーのIPアドレスを、人が識別しやすい文字列に変換してくれます。
サーバーの設定やドメインの取得と紐付け作業、サーバーのセキュリティ対策など。
設定を担当するエンジニアと相談しながら、要件定義の段階でしっかりと決めておきましょう。
知識5:CMS
CMSと呼ばれるシステムを導入することで、誰でも簡単にサイトの更新ができるようになります。
- CMS(Content Management System)とは…
-
ブラウザなどからWebサイトの更新を可能にする仕組みのこと。
管理画面で登録したコンテンツ内容を自動的にサイトに反映させる動的なシステムとなり、システム自体を設計し組み込みをする必要があります。
例えば、ニュースや記事でサイトで導入すると、ブラウザ上で更新することが可能です!
制作物にCMS導入を検討する際には、予算内で取り扱い可能かどうかなどを考慮しながらプロジェクトを進めていきましょう。
Web業界で習得したい知識分野2:プログラミング
Web業界では知識があればある程度派なんとかなりますが、プログラミングで仕事の幅が広がるのは事実です。
- プログラミングとは…
-
コンピューターに指示を出すこと。コンピューターが理解できる言語を使用して、順番に命令や指示を組み立てます。
Webディレクターがプログラミングを学ぶメリットは、大きく分けて以下の3つです。
- エンジニアとのコミュニケーションが円滑になる
- 自ら制作に関与できる
- キャリアパスの幅が広がる
順番にご紹介します!
メリット1:コミュニケーションが円滑になる
Web業界では、Web制作のプロジェクトにおいて、エンジニアと密接に連携する必要があります。
プログラミングの知識があれば、エンジニアが提案する技術的な解決策を理解し、適切な判断を下すことができます。
例えば、Web制作のプロジェクトにおいて、デザインやコーディングなど制作の一部を担当することもできます!
プログラミングの実務経験によって、エンジニアに的確な指示を出すことができるため、プロジェクトの進行がスムーズになります。
メリット2:自ら制作に関与できる
プログラミングができるようになっておくことの最大のメリットは、対応できる案件が増えることにあります。
対応できる案件が増えることで、新たなスキルアップにつながったり、新しい現場を経験できたりと、自分の経験値を積み上げることができます。
プログラミングの知識があれば、自ら制作に関与することができ、より質の高いWebサイトやWebアプリケーションを制作することができるでしょう。
プログラミングを学ぶメリット3:キャリアパスの幅が広がる
プログラミングの知識があれば、Webディレクターなどからでもエンジニアへのキャリアチェンジが可能です。
知識があれば、仕事の幅が広がり、より活躍できる可能性が高まります。
例えば、WebプロデューサーやWebマーケターなど、Web業界の他の職種への転職にも有利になります!
プログラミングができるWebディレクターなどは多くないので、周りと知識の幅に差をつけて、より多くの仕事を任せてもらえることにもつながるでしょう。
Web業界で習得したい知識分野3:UI×UX
Web業界で習得したい知識分野として、UI×UXがあります。
- UI(ユーザーインターフェイス)/UX(ユーザーエクスペリエンス)とは…
-
Webサービス・アプリでユーザーが目にするすべてのもの、ユーザーが得られる体験のこと。UIは「要素」であり、UXは「体験」です。
UI/UXの考え方は、普段使っているスマホの画面やTV画面、車のカーナビなど、様々なところで活用されています。
では実際、Webサイトなどの制作物にUI/UXを導入すれば良いのでしょうか。
UI/UXを導入するフローには、以下の5つのステップがあります。
- 現状の把握
- 課題の抽出
- 改善案の検討
- プロトタイプの作成
- 実装と検証
順番にご紹介します!
STEP1:現状の把握
まずは、現在のWebサイトやWebアプリケーションのUI/UXを把握します。
サービスへの理解に関してユーザー目線とクライアント目線それぞれの視点で考えます。
今回制作するにあたって、同様の商品やサービスを、あなたも実際に使用してみましょう。
自身が体験して感じたものを、今回の制作物にアウトプットすることが大切です!
そのうえでユーザーの使いやすさや満足度を調査したり、競合サイトのUI/UXを分析したりと進んでいきましょう。
STEP2:課題の抽出
現状の把握を行った上で、UI/UXの課題を抽出します。
今回は何が課題で、起きている問題点で解決すべきことについて考えます。
ターゲットユーザーの使いにくさや不満、競合との差別化などが挙げられます。
既存サービスがあれば、Google アナリティクスなどを参考に現在のユーザー行動を紐解いていきます。
STEP3:改善案の検討
課題を抽出した上で、改善案を検討します。
ユーザーの視点に立って、より使いやすく、価値のあるUI/UXを設計します。
ページが見づらかったり、操作しづらかったりすれば、当然そのユーザーは離脱してしまいます!
なぜ制作物を作るのか、実現させたいことは何かなどを確認しながら制作を進めて行きましょう。
STEP4:プロトタイプの作成
改善案を検討した上で、プロトタイプを作成します。
プロトタイプで実際に操作することで、UI/UXの改善効果を検証することができます。
PCやスマホでの想定された動きをもとに、要素の配置、操作性や機能性を反映していきます!
仮説立てしたターゲットの動向をイメージし、制作物が何を果たせれば成り立つのかを実際に体験します。
STEP5:実装と検証
プロトタイプで改善効果が確認できたら、実装を行います。
実装後は、ユーザーの使いやすさや満足度を検証します。
制作物の検証の際に実施したい内容はこちらの3つです。
- ユーザーテスト
- ABテスト
- ユーザーアンケート
UI/UXの導入は、一朝一夕にできるものではありません。
ユーザーの視点を常に意識し、継続的な改善を重ねていくことが重要です。
Web業界で習得したい知識分野4:SEO
検索結果画面で上位表示されやすくなるサイトのコンテンツづくりに欠かせないのが、SEOです。
- SEO(Search Engine Optimization)とは…
-
「検索エンジン最適化」を意味する略称のこと。検索エンジンでサイトが上位に表示されることを目的として行う対策全般です。
Webならではの必須スキルで、SEOの知識やスキルを持つことが、Webディレクターにも求められます。
SEOについて勉強方法はこちらの3つです。
- 書籍やWebサイトを参考に学ぶ
- セミナーや講座を受講する
- 実際に制作してSEOを実践する
順番にご紹介します!
方法1:書籍やWebサイトを参考に学ぶ
SEOの基本的な知識や手法は、書籍やWebサイトを参考に学ぶことができます。
書籍やWebサイトには、SEOの基礎から応用まで、幅広い情報が掲載されています。
SEOスキルと並行して、Googleが考える評価が高いとはどういうことなのか?という概念や思想を理解することが重要です。
ただしこのとき気を付けたいのが、情報の鮮度です。
Googleの検索アルゴリズムは頻繁に改良され、数年前の本のノウハウではすでに情報が古いなんていうこともあります!
本などを購入する際は、情報が新しい内容かをチェックするようにしましょう。
方法2:セミナーや講座を受講する
SEOの最新情報や実践的なノウハウを学ぶには、セミナーや講座を受講するのもおすすめです。
セミナーや講座では、プロの講師から直接指導を受けることができます。
会社が行っているセミナーやWebツール会社のウェビナーに参加するなど、自らのSEOに対する知見を広げていきましょう。
学びを共有したり、制作物にアウトプットすることで、知識をスキルとして身に付けることが可能です!
セミナーや講座後の質疑応答に積極的に参加するなど、疑問に思ったこと感じたことをつぶすことが大切です。
方法3:実際に制作してSEOを実践する
SEOの知識や手法を実際にWebサイトに適用して、効果を検証してみるのが効果的です。
実際にWebサイトを制作することで、SEOの重要性や実践的なノウハウを身につけることができます。
SEOでとくに重要なのは「ユーザーにとって有益な情報・コンテンツを届ける」ことです。
ユーザー視点に立ち、ユーザーのニーズが満たされる制作物を意識して作っていくことで、Googleからも評価されやすくなり結果的にSEOにつながります。
副業ブログについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください!
Web業界で習得したい知識分野5:マーケティング
マーケティングは、WebサイトやWebアプリケーションの成功に欠かせない重要な分野です。
- マーケティングとは…
-
商品やサービスが売れる仕組みを作ること。市場調査、商品開発、広告宣伝、販売促進、営業、販売などのすべての工程を含みます。
マーケティングを学ぶことで、Webサイト・アプリのパフォーマンスを向上させることができます。
Webサイト・アプリを活用してマーケティング目標を達成するための策定プロセスがあります。
Webマーケティングの策定プロセスは、以下の6つのステップです。
- 現状分析
- ターゲット設定
- 目標の設定
- 戦略の策定
- 施策の実行
- 効果の分析
あくまで一般的な方法ですので、会社や制作物などによって多少工程が違う場合があるので注意してください。
順番にご紹介します!
STEP1:現状分析
まず、自社や競合他社のWebサイトやWebアプリケーションの現状を分析します。
現状分析とは、自社や競合他社のWebサイトやWebアプリケーションの現状を分析するプロセスです。
現状分析を行うことで、自社の強みや弱み、競合他社の強みや弱みを把握し、マーケティング戦略を立てる際の参考になります。
また、ユーザーインタビューやアンケート調査を実施することで、ユーザーのニーズや課題を直接把握することができます。
ユーザーインタビューやアンケート調査では、ユーザーのWebサイトやWebアプリケーションの利用経験や、WebサイトやWebアプリケーションに対する要望などを調査します。
STEP2:ターゲット設定
Webマーケティング戦略を効果的に実行するためには、ターゲット顧客を明確にする必要があります。
ターゲット顧客を明確にすることで、マーケティング施策をより効果的にターゲティングすることができます。ターゲット顧客を明確にするためには、ペルソナを作成することが有効です。
- ペルソナとは…
-
サービスや商品を利用するユーザーを表現するために作成する架空の人物像のこと。自社製品・サービスのターゲットとなる架空の人物像を、具体的なイメージに落とし込んだもの。
ターゲット顧客を絞り込むことで、マーケティング施策の費用対効果を向上させることができます。
ターゲット顧客を絞り込む際には、ターゲット顧客の人数や購買力などを考慮しましょう!
ターゲティングを適切に行うことで、Webマーケティング施策の費用対効果を向上させることができます。
STEP3:目標の設定
Webマーケティング戦略を策定する際には、明確な目標を設定する必要があります。
マーケティングの目的を明確にすることで、マーケティング施策の方向性を定めることができます。
マーケティングの目的を明確にするには、経営戦略と連携させることが有効です。
Webマーケティングの目標の具体例はこちらの5つです。
- 売上アップ
- 認知度向上
- 顧客満足度向上
- 新規顧客の獲得
- 既存顧客の育成
Webマーケティングの目標は、企業によって異なります。
ビジネス目標を達成するために、適切な目標を設定することが重要です!
STEP4:戦略の策定
ターゲット顧客やマーケティング目標を踏まえて、Webマーケティング戦略を策定します。
Webマーケティング戦略には、SEO、SEM、SNSマーケティング、コンテンツマーケティングなどの要素が含まれます。
クライアントの目的を指針として、ターゲットユーザーがアクションを起こしたくなるように考えていきます。
例えば、クライアントが商品を売りたいという目的を持っていれば、ターゲットに商品を購入してもらうというアクションを起こさせます。
Webマーケティング目標を達成するために必要な戦略を検討しましょう。
STEP5:施策の実行
Webマーケティング戦略に基づいて、Webマーケティング施策を実行します。
Webマーケティング施策には、広告や宣伝、販売促進など、さまざまな施策が含まれます。
マーケティング施策を実行する際には、実行計画に沿って実施するようにしましょう。
施策を漏れなく実行することで、成果を上げることができます!
Webマーケティング環境は常に変化しています。Webマーケティング戦略は、柔軟に変更できるようにしておく必要があります。
STEP6:効果の分析
Webマーケティング施策を実行した後、その効果を分析します。
効果を分析することで、Webマーケティング施策の改善点を見つけることができます。
Webマーケティング効果を継続的に分析することで、Webマーケティング施策を改善することができます!
マーケティング施策の効果を測定する際には、事前に設定した指標を活用し、継続的にデータを収集するようにしましょう。
Webサイトの運用・改善について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください!
Web業界で身に付けたいスキル分野は6つ
Web業界での仕事の範囲は広いため、多くのスキルを身に付けなければなりません。
ですが、これまでのキャリアで身に付けたスキルを伸ばすことで補うことが可能です。
Webディレクターが身に付けたいスキルは、大きく分けてこちらの6項目です。
- コミュニケーションスキル
- マネジメントスキル
- リーダーシップスキル
- Webデザインに関するスキル
- UI/UXに関するスキル
- プログラミング言語に関するスキル
- 進行管理スキル
- 課題抽出スキル
- Webマーケティングスキル
- 広告・PR運営スキル
- 企画力スキル
- ドキュメント作成スキル
- プレゼンテーションスキル
- 情報収集スキル
- 情報選別スキル
あなたの足りないスキルを理解し、身に付けたスキルを伸ばしていくことで、活躍のチャンスを広げていきましょう!
スキル1:コミュニケーションスキル
Web人材は、クライアント、デザイナー、エンジニアなど、さまざまな関係者とコミュニケーションをとる必要があります。
そのため、明確で簡潔なコミュニケーションスキルが重要です。
-
対人的なやりとりにおいて円滑に意思疎通できる能力のこと。
チームをまとめる際には、プロジェクトが円滑に進むよう、チームのメンバーが意見を言いやすい雰囲気を作ることが求められます。
例えばこのようなスキルがあれば、Webディレクターとして成功できます。
- 相手の理解度に合わせてコミュニケーションができる
- 指示した内容や意図が伝わったかどうかを確認ができる
- クライアントやメンバーが意見を出しやすい環境を構築できる
コミュニケーションスキルは、Web業界にかかわらずの最重要必須スキルです!
コミュニケーションスキルを意識して伸ばし続けることで、Web人材としての力量が増していくでしょう。
スキル2:マネジメントスキル
Web人材には、スタッフを適切に配置してチームワークを最大化することが求められます。
-
組織の成果を最大化するために、経営資源である「ヒト・モノ・カネ」を管理する能力のこと。
スケジュールの策定・進行管理はもちろんのこと、コスト・人員・時間などのリソースを効率的効果的に管理するスキルが必要となるでしょう。
例えばこのようなスキルがあれば、Web人材として成功できます。
- チーム、クライアント双方に配慮した実現可能なスケジュールを提示できる
- 最適なスタッフを選定し、制作の工数と進行を的確に管理できる
- 遅延リスクを洗い出し、遅延時の対処方法を事前に検討できる
マネジメントスキルは、プロジェクトの管理責任者であるWebディレクターの重要なスキルです!
リーダーシップを取りつつ、チームのひとりひとりが能力を発揮できるように意識していきましょう。
スキル3:リーダーシップスキル
リーダーシップは、Webサイトや各種施策の目的を明確にしたり、関係者から協力を得られる体制を作ったりすることを、自ら主導になって積極的に推し進めることです。
-
組織やチームをまとめ、目的達成に導くための複合的な能力のこと。
自らが旗振り役になるのはもちろん、関係者が1つの目的に向かって進むために、各メンバーが積極的に推進できる環境を整備することが重要です。
例えばこのようなスキルがあれば、Web人材として成功できます。
- 自社やクライアントの課題解決に繋がる方針を打ち出せる
- 提案や各種施策が与える利益を数字などで的確に説明できる
- 自らが主体となって、自社やクライアントと円滑にプロジェクトを進める
人と接点が多いプロジェクトや工数が多いプロジェクトは、Webディレクターが主体的に動いていかなければ前に進みません。
コミュニケーションスキル、マネジメントスキルをみにつけたら、リーダーシップスキルを身に付けることを意識しましょう。
スキル4:Webデザインに関するスキル
Web人材は、デザイナーやコーダーが制作した成果物のデザインに関与します。
-
Webサイトの見た目やコンテンツを設計・制作すること。配色、写真や文字のレイアウト・加工、文字のデザイン・変更、使用画像の作成、ロゴやバナーの制作など。
HTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミング言語の知識を知っておくと、ワイヤーフレームの作成する際に役に立ちます。
また、これらをチェックするための方針やチェックリストの作成も重要になります。
例えばこのようなスキルがあれば、Web人材として成功できます。
- 自分で簡単なコーディングができる
- HTML5、CSS、JavaScriptの範囲を理解している
- チェック、デバッグするための方針やリストを作成できる
未経験者でも、Webデザインの基礎知識や、ユーザーが使いやすいデザインに気づくことができます!
ただし、あなたの気づいた違和感を方針として言語化したり、ワイヤーフレームとして具体化したりする訓練を積むことが重要です。
ワイヤーフレームを作成のために、Adobe XDやSketchなどのツールを使えるスキルを身に付けましょう。
スキル5:UI/UXに関するスキル
Webサイト制作では、ビジュアルデザインだけでなく、わかりやすさや操作性が重要です。
UI/UXをそれに合わせて検討し、場合によっては提供するサービスそのものを変更します。
同じWebデザインの制作物でも、デバイスやプラウザによって、画面サイズなど見え方が異なる場合があります。
デバイスそれぞれの特徴を理解し、ユーザーの使いやすさや使い心地などを意識しましょう!
例えばこのようなスキルがあれば、Web人材として成功できます。
- デバイスに関する知識全般、シェアなどを熟知している
- デバイスを使用する場所、使用時間、使用者属性を意識できる
- 各デバイスの画面サイズに合わせたデザイン、UIを選択できる
Webサイトを閲覧する場合によく使われるデバイスは、PC、スマートフォン、タブレットです。
ユーザーが心地良くサイトを利用できるべく、Webディレクターとして、UI/UXについて理解しておくようにしましょう。
スキル6:プログラミング言語に関するスキル
Web人材だからといってプログラミング言語を記述しなければならないような機会はありません。
ただし、サーバー構築やデータベース構築、機能追加など、Web系エンジニアやWebプログラマーであれば必須な場合があります。
「PHP」「Perl」「Ruby」「Java」など頻繁に使用されている言語の名前と用途だけは覚えておきましょう!
例えばこのようなスキルがあれば、Web人材として成功できます。
- プログラミング言語の特徴・用途など基本的な知識が理解できる
- 自社、クライアントのWebサイトで使用されている言語を知っている
- 自分で簡単なコーディングができたり、コーディングのチェック、デバッグができる
フロントエンド言語やバックエンド言語についての基礎知識を持っておくとよいでしょう。
実際にコードを書けるのが理想ですが、Web人材としてコミュニケーションに支障がないことが大切です。
スキル7:進行管理スキル
特に、Webディレクターには、優れたスケジュール管理能力と予算管理能力が必要になります。
求められる成果を出すためには、しっかりと制作プロジェクトの計画を立てて成功確率を高めていきましょう。
例えば、案件の正確な工数を算出したり、バッファを取ったスケジューリングをしたり、各スタッフの進行管理したりといったことが必要です。
例えばこのようなスキルがあれば、Web人材として成功できます。
- 案件・プロジェクト全体に必要な工数を正確に算出できる
- スケジュールにはバッファを持たせておくことを怠らない
- 目標数値や期日から逆算して、アクションプランを立てることができる
トラブルなどを見越して、余裕のあるスケジュールを計画するスキルが欠かせません。
WBSやガンチャートなどを用いてプロジェクトの計画を立てると進行管理がしやすくなります。
スキル8:課題抽出スキル
Web業界では、マクロ的な問題点を解決可能なミクロ的なタスクレベルに分解するスキルが必要です。
解決に向けて具体的なアクションを起こす際には、課題に対して当事者意識を持ったり、利害関係者を巻き込んだり、主体的に行動したりする姿勢が大切です。
課題の問題点を認識するだけではなく、より具体的な方法を模索し、プロジェクト進行上で実現可能なものとする能力が求められます。
例えばこのようなスキルがあれば、Web人材として成功できます。
- 課題解決に至るための時間・コストを算出できる
- 利害関係者を巻き込み、協力を取り付けることができる
- 大きな問題点を、短期的に解決可能なミクロな課題に分解できる
課題抽出できる能力は、解決できるスキル同様、常に危機管理が求められるWebディレクターにとって、必要なスキルです。
ふかん的な立場から物事をとらえつつも、主体的に問題解決できる方策が提案できる姿勢が大切です。
スキル9:Webマーケティングスキル
特にWebマーケターは、SEO、SNSといったWebならではのマーケティングに関して、知識やスキルを身につけておきましょう。
どのような課題に対して有効なのか、運用するのにどの程度のコスト・リソースがかかるのかなど、実践的な知識や基本的な運用手法を理解しましょう。
例えばこのようなスキルがあれば、Web人材として成功できます。
- 課題、目的に合わせたマーケティング手法を選択できる
- 費用対効果を明示した上で、自社やクライアントに提案できる
- 外注先の提案と自社の課題に整合性があるかどうかを判断できる
プロジェクトの目的達成に合わせたマーケティング手法を選択し、費用対効果をはっきり明示できるエビデンスを揃えられるかどうかが大切です。
スキル10:広告・PR運営スキル
Web業界では、自社のサイトへの誘導のために広告・PRの運営をする場合があります。
広告の運用スキルを身に付けることで、Webサイトを戦略的に運営することができるでしょう。
SEO、リスティング広告、リターゲティング広告、ディスプレイ広告、アドネットワーク、SNS、動画広告など、様々な手法からターゲットに対して最適な発信・PR方法を考える必要があります。
例えばこのようなスキルがあれば、Web人材として成功できます。
- 目的、ターゲットに合わせて、適切な媒体選定ができる
- 予算に応じた費用対効果が最適な手法を選択することができる
- 各広告のガイドライン、各種法令に対する情報収集をする
Web媒体に関わりがある広告手法、テレビ、ラジオ、雑誌などのプロモーションの知識を持つと、業務が拡大したあと有利に働きます!
スキル11:企画力スキル
Web業界にとっての企画とは、ニーズに対応するWebサービスを立案しリソースを確保することです。
消費者のニーズだけでなく、売上を増やしたい、ブランド認知度を向上させたい、自社やクライアントの目標が含まれています。
ユーザーやクライアントを意識した企画を立てて、企画の実現に向けて最適な業務を遂行できることが大切です。
例えばこのようなスキルがあれば、Web人材として成功できます。
- 消費者のニーズを満たす企画を立案できる
- 企画実現に必要な予算・人員・時間を確保できる
- ユーザーやクライアント、自社の要求を抽出できる
新規提案だけではなく、既存の保守・運用の案件でも、クライアントの抱える課題を分析し解決策を提案できると、より付加価値の高いWeb人材として認められるでしょう。
スキル12:ドキュメント作成スキル
Web業界に限らず、読みやすい文章、説得力のある文章を作成するためのスキルが必要です。
企画書やワイヤーフレーム、プレゼンテーション資料、見積書など、各種書類を適切に作成しなければなりません。
例えばこのようなスキルがあれば、Web人材として成功できます。
- ワイヤーフレーム作成ツールを使いこなすことができる
- Office系ソフトを適切に使用し、ドキュメントを作成できる
- 頻繁に作成するドキュメントの汎用的なテンプレートを用意している
使用するソフトとして、Office系ソフトやテンプレートの作成技術は身につけておくようにしましょう。
よりわかりやすい資料を作成するために、ドキュメントの構成やデザインなどを学び続けることが大切です。
スキル13:プレゼンテーションスキル
特にWebプランナーは、クライアントや自社内の関係部署などに、施策をプレゼンする機会が頻繁にあります。
クライアントやメンバーに内容を適切に伝えるために、プレゼンテーションの能力を磨き続けましょう。
資料のビジュアルを作り込んだり、プラスアルファのプランを用意したり、質問・回答の時間を増やしたりなど、説得力をアップさせる手法を身に付けることが大切です。
例えばこのようなスキルがあれば、Web人材として成功できます。
- 対象のリテラシーに合わせてプレゼンできる
- 提案を分かりやすく資料にまとめることができる
- 提案を複数用意して、差別化できる要素を盛り込める
プロジェクトを進めるために、クライアントやメンバーに企画内容を説明するのが、Webディレクターの仕事です!
クライアントやメンバーが、同じ認識のもとにWebサイト制作を進めていくために、わかりやすい説明ができるよう訓練していきましょう。
スキル14:情報収集スキル
Web人材として、さまざまなWebサイトを観察し、知識を蓄えることが求められます。
HTMLなどの規格や新たな技術、WebデザイナーやWebエンジニア、Webプログラマーなどが使うツールについて、日頃から最新情報を確認しましょう。
例えばこのようなスキルがあれば、Web業界で成功できます。
- 情報を常にストックし、必要に応じて活用できる
- 最新技術やトレンドをニュースサイトでチェックする
- 新聞、雑誌、テレビなどのマスメディアの確認を行う
情報は入手することに意味があるのではなく、活用することに意味があるということを意識しなければなりません。
情報収集だけでなく、Webに関する勉強会・セミナーに参加することで、より実践的な生の情報を得ることができます。
スキル15:情報選別スキル
Web業界では、情報収集をするだけではなく、情報を選別する能力が求められます。
日頃から情報収集を習慣化することで、収集する情報の精度が高まります。
情報収集の仕組みを構築し、様々なジャンルでの精通したオウンメディアを見つけておきましょう。
例えばこのようなスキルがあれば、WebWeb業界で成功できます。
- 情報を論理的に捉えることができる
- 利用目的に応じた情報の選別ができる
- データなのか主観なのかを明らかにする
Webサイトだけではなく、新聞や書籍などで情報収集・裏付けを行い、知識を深めていくことが大切です!
今後は、情報の裏付けが困難とされる人工知能(AI)データの取り扱いには注意していく必要があるでしょう。
Web業界の知識・スキルはWebスクールで効果的に学ぼう!
Web業界で活躍するための知識・スキルを独学ですべて学ぶのは困難です。
そこで、Webスクールを利用し、効果的に学ぶのがおすすめです。
Web知識・スキルが体系的に学べるおすすめのWebスクールはこちらの7つです。
- DeBo(ディーボ):現役のWebディレクターによる講義が受けたい方おすすめ
- TechAcademy(テックアカデミー):最短4週間で受講できる独自カリキュラム!
- インターネット・アカデミー:現役のWebディレクターによる講義が受けたい方おすすめ
- デジタルハリウッドSTUDIO by LIG:未経験からWeb業界を目指せる
- ヒューマンアカデミー:オンライン学習とリアル授業で未経験からWeb業界へ
- デジハリONLINE:Web業界に必要な知識をバランスよく学べる
- SHElikes(シーライクス):私らしい働き方に出会える女性向けキャリアスクール
Webスクールに通うこと自体が評価対象になることがあるため、転職にも有利になります。
Webスクールだとそれなりに基礎が身に付いていて、同じ未経験でもスタートラインが違います!
転職支援が手厚いWebスクールも多くあるため、あなたに合うWebスクールを探してみましょう。
転職未経験からWeb業界を目指す・活躍できるおすすめのWebスクールはこちらをご覧ください。
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おすすめ度 | |||||||
受講期間 | 講座の種類による | 4週間・8週間・12週間・16週間 | 最長1年 | 4週間・8週間・12週間・16週間 | 6カ月・12カ月 | 2カ月 | 最短1カ月~ |
受講スタイル | オンライン | オンライン | オンライン | オンライン・通学 | オンライン・リアル授業 | オンライン | オンライン |
おすすめコース | WEBディレクター養成基本講座 | Webディレクションコース | Webディレクターコース | Webデザイナー専攻 | Webデザイナーコース | Webディレクター講座 | ディレクターコース |
転職サポート | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり |
支払い方法 | クレジットカード払い、コンビニ決済、銀行振込 | クレジットカード払い、コンビニ決済、銀行振込 | お振込み、クレジット払い、デビット払い、教育ローン | クレジットカード決済、銀行振込、コンビニ決済、教育ローン | クレジットカード払い、教育ローン、現金 | クレジットカード決済、銀行振込、コンビニ決済、教育ローン | クレジットカード払い、銀行振込 |
対応地域 | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 |
公式サイト | 無料で簡単登録 | 無料で簡単登録 | 無料で簡単登録 | 無料で簡単登録 | 無料で簡単登録 | 無料で簡単登録 | 無料で簡単登録 |
Webスクールについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください!
まとめ:Web業界で必要な知識・スキルを習得しよう!
今回は、Web業界の知識・スキルについてご紹介しました!
Web業界で習得したい知識分野は、大きく分けてこちらの5つです。
- Webデザイン
- プログラミング
- UI/UX
- SEO
- マーケティング
Webディレクターが身に付けたいスキルは、大きく分けてこちらの6項目です。
- ヒューマンスキル
- Web制作全般スキル
- プロジェクト管理スキル
- 課題発見・解決スキル
- 企画立案・提案スキル
- Webトレンド取り入れスキル
これらの知識・スキルを身につけ、Web業界で働くキャリアをスタートさせましょう。
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