未経験からWeb業界へ!転職ロードマップについて解説

転職を始めるきっかけやタイミングは人それぞれですが、転職の準備から転職を成功させるまでの一連の流れには共通する部分があります。
しかし、実際に転職を決意したときから、入社までの道のりなど体験談は載っておらず…。なかなか転職活動自体が、想像がつきにくいのではないでしょうか。
- 転職意欲が高い方
- 即戦力として活躍したい方
- 年収アップやキャリアアップを目指したい方
転職活動には、と押さえておきたいいくつかのポイントがあります。
今回は、接客業、IT業界を経て、現役Webディレクターである私が、未経験からWeb業界への転職を目指すロードマップついてご紹介します!
これから、未経験からWeb業界を目指す方におすすめの記事です。
ぜひ、参考になればうれしいです。
Web業界とは?

Web業界とは、インターネットを介してサービスを提供する業界のことです。
具体的には、Webサイト制作、Webサービスの開発・運営、Webデザイン、システム開発・運用・保守、インターネットメディアの運営など、Webブラウザを使った制作やサービス全般に携わる業界です。
Web業界は、インターネットの普及とともに急速に成長し、IT革命以降インターネットが一般家庭にも普及し始めると、WebサイトやWebサービスへの需要が急増しました。
Web業界の代表的な企業としては、Google、Amazon、Facebook、LINE、Yahoo! JAPANなどが挙げられます。これらの企業は、世界中の人々に利用されるWebサービスを提供しており、Web業界の発展を牽引しています。
Web業界の職種は、大きく分けて以下の3つに分けられます。
- 指揮系の職種
- 技術系の職種
- 解析系の職種
指揮系の職種は、WebサイトやWebサービスのデザインやコンテンツ制作の指揮を行う職種です。Webディレクター、Webプロデューサー、Webプランナーなどが該当します。
技術系の職種は、WebサイトやWebサービスの制作やシステム開発を行う職種です。Webプログラマー、Webデザイナー、Webライター、Webマーケターなどが該当します。
解析系の職種は、WebサイトやWebサービスの企画やマーケティング、データサイエンスなどを行う職種です。SEOコンサルタント、データサイエンティスト、Webアナリストなどが該当します。
今後も、新たなWebサービスやテクノロジーの登場により、Web業界はさらに拡大していくことが予想されます。

Web業界で働くためには、Webに関する知識やスキルが必要です。
WebサイトやWebサービスの制作・運営に携わるためには、Webデザインやコーディング、システム開発などのスキルが求められます。また、Webマーケティングや営業などのスキルも必要となります。
Web業界は、スキルを身につけることで、やりがいのある仕事に就くことができる業界です。興味のある方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
Web業界について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください!

未経験からWeb業界へ!転職ロードマップ7ステップ

未経験からWeb業界への転職を目指すロードマップはこちらの7ステップです。
- 転職理由(軸)を明確にする
- 転職までのスケジュールを立てる
- キャリアや強みの棚卸しをする
- 転職サイト・転職エージェント登録する
- 転職の軸に合う企業に応募する
- 書類選考と面接を突破する
- 内定をもらい入社手続きを進める

順番にご紹介します!
STEP1:転職理由(軸)を明確にする


まずは、今回のあなたが転職したいと考える理由(軸)を明確にしていきます。
あなたが仕事に何を求めているのか、今後どんなスキルを身に付けたいのかという、転職に対する積極的な意思を明確にしましょう。
主に検討したい転職軸はこちらの6つです。
- 仕事内容
- 待遇改善
- 就労環境
- 福利厚生
- 昇給・昇進
- 経営方針
転職軸を決めて、その価値観のもと転職活動をするという流れになります。
特に仕事内容では、Web業界でどのような仕事をしたいのか、目標と方向性を明確にしましょう。
Webデザイナー、Webエンジニア、Webディレクターなど、Web業界にはさまざまな職種があります。
また、Web業界には、Webサイト制作、Webアプリケーション開発、Webマーケティングなど、さまざまな分野があります。



あなたの興味やスキル、将来のキャリアプランなどを考慮して、目標と方向性を明確にしましょう!
もし、1つの転職軸に決まらないのなら、最初から転職エージェントに相談するのがおすすめです。
転職軸を決めた後でも、なにか違和感を感じたら、エージェントに相談して今後の方針を変えることも可能です。
未経験からWeb業界が目指せる転職サービスおすすめ3選!
STEP2:転職までのスケジュールを立てる


次に、転職するまでのスケジュールを立てていきます。
具体的なスケジュールはこちらの表をご覧ください!
期間 | 転職活動のスケジュール |
---|---|
1週目~3週目 | 実績・スキルの棚卸しや自己分析を行う 履歴書・職務経歴書・ポートフォリオなどの必要書類をしっかりと作成・準備する |
4週目~6週目 | 求人情報をチェックし、業界研究・企業研究を行った上で応募する企業を選定する |
7週目~9週目 | 書類選考を通過した企業の面接を受ける 多くのWeb関連の企業では、1次面接、2次面接が実施される |
10週目~12週目 | 退職交渉を行う 退職日の1ヵ月前までに、退職意思を伝えるようにする |
転職活動は「3ヵ月~6カ月」がかかるといわれています。
いつまでもだらだら転職活動を続けていくのは困難なので、この目安で効果的に活動を進めて行きましょう。
目標と方向性が明確になったら、必要なスキルを身につけましょう。
Webデザイナーの場合は、HTML、CSS、JavaScriptなどのコーディングスキルや、Photoshop、Illustratorなどのデザインスキルが必要です。
Webエンジニアの場合は、HTML、CSS、JavaScriptに加えて、Java、PHP、Pythonなどのプログラミング言語や、データベース、サーバなどの知識が必要です。
Webディレクターの場合は、Webの基本的な知識や、Webディレクションなどを身につける必要があります。
独学で学ぶこともできますが、スクールに通ったり、オンライン講座を受講したりするのもおすすめです。
STEP3:キャリアや強みの棚卸しをする


次に、これまでのキャリアや培った強みの棚卸しをしていきます。
主に検討したいキャリアや強みはこちらの5つです。
- どんな仕事をしてきたのか
- どんな実績を作ってきたか
- 実績を作るために何をしたか
- 成功体験と失敗体験の具体例
- 転職後に活かせるスキルや経験
実績は数値ベースで、スキルは業務内容を分解するのがおすすめです。
キャリアや強みの棚卸しがしっかりできていれば、あなたの履歴書や職務経歴書が魅力的になります。
スキルを身につけたら、ポートフォリオを作成しましょう。
ポートフォリオは、自分のスキルや実績をアピールするための重要なツールです。
Webデザイナーの場合は、自分でデザインしたWebサイトやバナー、Webエンジニアの場合は、自分で開発したWebアプリケーションやWebサービスを紹介しましょう。



社会人になると、キャリアや強みを振り返る機会が少ないので、この機会にしっかり深掘りしましょう!
ポートフォリオは、自分のスキルや実績をわかりやすく、魅力的に伝えることが大切です。面接で話をしたときも、面接官に対しても入社後のイメージを想像させやすくなります。
STEP4:転職サイト・転職エージェント登録する


キャリアの棚卸しや転職理由の明確化ができたら、転職サイト・転職エージェントに登録します。
転職活動では、履歴書や職務経歴書を作成して、求人応募を行います。
転職サービスによって強みや弱みがあるため、転職サイトや転職エージェントを複数サイトを利用するのがおすすめです。
未経験の場合は特にそうですが、複数サイトを登録して利用することで、選考先の企業を増やすことができます。
また、面接対策が重要です。面接では、自分のスキルや実績をアピールできるように、しっかりと準備しておきましょう。



転職活動では、自分を売り込むための工夫が大切です!
転職軸が明確になっていると、企業選びや書類作成がスムーズにいきます。
転職軸は、事前に転職サイトや転職エージェントに登録する前に用意して転職活動に望みましょう。
未経験からWeb業界が目指せる転職サービスおすすめ3選!
STEP5:転職の軸に合う企業に応募する


求人情報をチェックし、応募企業を選定していきます。
求人情報を見る際に、最も重要なのは「業務内容(職務内容・仕事内容)」です。まずは、業務内容自体が、あなたが転職する目的と合致しているかを確認します。
入社後にスキルアップなどで会社に貢献していくことで、年収は上げることができます。入社後は、スキルアップやキャリアアップを目指しましょう。
スキルアップのためには、社内研修や外部セミナーなどに参加したり、独学で学び続けたりするとよいでしょう。
キャリアアップのためには、マネジメントやリーダーシップなどのスキルを身につけたり、資格を取得したりするのがおすすめです。



転職エージェントサービスを利用していれば、給与交渉をしてもらえる可能性があります!
まずはやりたいことベースに転職活動をして、後からスキルを伸ばして稼ぐのがおすすめです。
STEP6:書類選考と面接を突破する


書類選考と面接を突破するするべく、履歴書・職務経歴書など、選考時に使用する書類を作成します。
転職サイトや選考先の企業によって、適宜求められる書類が変わります。そのため、質問ベースで考えて置き、応用が利くように用意しておくのがおすすめです。



実際の記入方法や書く内容は、転職サイトや転職エージェントのノウハウなどを活用しましょう!
書類は自己分析・自己PRなど、あなたの長所・短所、価値観を把握・分析します。
将来の目標やキャリアプランにも結び付けることができれば、自分だけの強固な主張にもなります。
STEP7:内定をもらい入社手続きを進める


無事に内定をもらえたら、入社に伴う手続きを進めていきます。
- 退職の意志を会社に伝える
- 内定承諾の連絡をする
- 入社書類の提出する
やるべきことをリスト化して忘れないようにしていきましょう。
エージェントサービスを利用した場合は、エージェントと相談して、条件面談で有利になるように交渉していきます。
退職手続きや内定承諾が過ぎてしまうと内定取り消しになるので、前職での引き継ぎなどはしっかり余裕をもって行いましょう。



前職の会社にはあとくされなく、迷惑をかけないようにしましょう!
未経験からWeb業界を目指すおすすめの転職サービスについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。


未経験からWeb業界を目指す転職活動を上手くいく3つのコツ


未経験からWeb業界を目指す転職活動が上手くいくコツはこちらの3つです。
- 転職エージェントと相談する
- メンタル面のケアを大事にする
- 選考時の注意点を確認する



順番にご紹介します!
コツ1:転職エージェントと相談する
転職には、人ぞれぞれ悩み苦しむ課題があります。
転職軸や志望動機・退職理由、履歴書・職務経歴書、自己分析・自己PRなど。
そこで、転職エージェントと相談して転職活動を進めていくのがおすすめです。
転職エージェントは、あなたにあった転職活動をサポートし、あなたにあった企業をリストアップしてくれます。



シフト制で日程調整が難しかったので、書類の応募や日程調整はすべて担当エージェントがやってくれました!
転職活動を一人で抱え込まず、あなたの悩みや疑問を解決しながら転職活動を進めていきましょう。
コツ2:メンタル面のケアを大事にする
いざ選考活動が始まると、内定が決まるまでの間なかなか精神的に気持ちが落ち着きません。
働きながらの転職活動では、休みの日に選考活動をしなければならないなど余計に大変です。
休みの日に選考の予定を組み込んだぶん、特に面接がだめだったときはかなりへこみます。



仕事終わりに企業の選考活動の対策を行っていたのでかなり疲労しました!
適度に休憩しながら、心身共に回復して転職活動をするようにしましょう。
コツ3:選考時の注意点を確認する
選考時の注意点を大きくわけたのがこちらの5つです。
- 書類選考
- ビジネスマナー
- 面接
- 筆記
- 合格後
書類選考では、これまでの準備をしっかりやることで確実に通過率を上げられます。
ビジネスマナーは、面接という空間だけではなく会社を訪問する際にもしっかり気を付けることが大切です。
面接では、人事や現場責任者との面接になるのが一般的で、「実績・スキル」「やりたいこと」「あなたの人柄」など、さまざまな角度から質問されます。
筆記対策について、手を抜かず他の候補者との選考より有利に進めるためにもしっかり取り組むことが大切です。
さらに合格後は速やかに退職手続きと入社手続きを済ませるようにしましょう!
未経験からWeb業界が目指せる転職サービスおすすめ3選!
Web業界を目指す際に気を付けたい内定時の注意点3つ


Web業界を目指す際に気を付けたい内定時の注意点はこちらの3つです。
- 転職活動の継続を決める
- 早急に企業へ返答する
- 給与交渉をする



順番にご紹介します!
注意点1:転職活動の継続を決める
内定をいただいた後は、その企業に入社するのか転職活動を続けるのかを決めます。
新卒入社時とは違い、転職での内定保留期間は長くても1週間程度です。
転職エージェントと相談して、今後の方針を決めることが重要です。
せっかく内定を頂いた企業に対して、失礼がないようしっかり自分の意志を伝えましょう。
注意点2:早急に企業へ返答する
企業から内定の連絡を受けた後は、入社に対する意思を伝える必要があります。
保留する場合は、「いくつかの企業から内定をもらっている」「別の選考の結果を待っている」など、すぐに返事できないこともあるでしょう。
辞退する場合「すでに他社への入社が決まっている」「面接後に勤務条件が合わないと気づいた」など、いくつかの理由で内定を辞退しましょう。
ただし、正直に伝えにくい場合は、「諸事情により」とにごして問題ありません。
重要なのは、確実に返事をすることと先延ばしにしないことです。
注意点3:給与交渉する
内定が決まったら、入社書類の提出をします。
その後、労働条件通知書などを確認し、年収などの待遇面を把握します。
事前選考時にもある程度給与について確認されることがありますが、書類に記載された数字が正しい金額となります。
面接時の給与交渉は、合否に影響が出る可能性があるので避けたほうが無難です。
給与に関しては、転職エージェントが直接交渉する場合がありますので、しっかり確認しましょう。
未経験からWeb業界が目指せる転職サービスおすすめ3選!
Web業界を目指す際に気を付けたい退職&入社時の注意点3つ


Web業界を目指す際に気を付けたい退職&入社時の注意点はこちらの3つです。
- 入社手続きをする
- 前職への感謝を忘れない
- 転職エージェントへのお礼をする



順番にご紹介します!
注意点1:入社手続きをする
内定をいただくことを決めたら、転職エージェントから採用担当者への引継ぎが始まります。
用意する書類はもちろんのこと、健康診断など入社するにあたってしなければならないことがあります。
まだ、入社はしていないものの最初が肝心です。これから働くことへのイメージを膨らませながら、入社までの期間でしっかり準備をしていきましょう。
注意点2:前職への感謝を忘れない
入社することが決まったら、退職のご報告と処理を進めて行きます。
また、仕事の引継ぎもしっかり行い、あとくされなく次の職場で働けるようにしましょう。
前職に不満があって転職したとしても、少なからず良いところやお世話になった方がいると思います。
しっかりと感謝の気持ちを述べてから次に移るようにしましょう。
注意点3:転職エージェントへのお礼をする
ここまで、転職をサポートしていただいた転職エージェントの方にお礼をしましょう。
就職先が決まったら、転職エージェントとは基本的にお別れになりますので、しっかりお礼を伝えましょう。



複数のサービスを利用していましたが、今後のキャリアについて応援していただきました!
未経験からWeb業界が目指せる転職サービスおすすめ3選!
未経験からWeb業界を目指す方が知っておきたいよくある質問
未経験からWeb業界を目指す方が知っておきたいよくある質問をまとめました。
- 転職活動はいつから始めるのがベストですか?
-
転職活動は、在職中から始めるのがおすすめです。
なぜなら、退職後だと収入が途絶えるリスクがあるからです。
収入がない状態での転職は、メンタル的にも厳しくなります。
一般的に転職活動は3ヶ月〜6ヶ月はかかりますので、しっかり見通しを立ててから転職活動に望みましょう。
- 転職の面接でよく聞かれる質問は?
-
面接でよく聞かれる質問には、こちらの5つです。
- 自己紹介
- 転職理由
- 志望動機
- 自己PR
- 逆質問
他にも、「キャリアプラン・キャリアビジョン」「雇用条件」「会社の経営方針や事業」「時事問題」「答えにくい内容」があります。
面接官の意図や答え方のポイントを把握して、回答例を参考にオリジナルの回答を用意しましょう。
- 面接の逆質問は、何個くらい用意したほうが良い?
-
面接前にあらかじめ持っておくべき逆質問の数は、5個を目安に考えましょう。
逆質問で聞く内容はすでに公開されている情報ではなく、入社意欲を感じさせるような具体的な内容が好ましいです。
面接中に疑問が解消されることもあるので、広い視野で様々な種類の質問を準備しておきましょう。
- 転職の決め手になったことで最も重視することは何ですか?
-
リクナビネクストの転職決定者1200名に聞いた「入社を決める際に、誰から影響を受けたか」の調査によると、転職先を選ぶ際に重視したのは「経験やスキルが活かせる」「やりがいのある仕事に携われる」「会社・団体に将来性がある」が上位3項目となりました。
中長期のキャリアアップや自己成長が叶う職場かどうかが、転職の意思決定の際の重要な項目となっていると考えられます。
未経験からWeb業界が目指せる転職サービスおすすめ3選!
まとめ:転職ロードマップで未経験からWeb業界を目指そう!
今回は、未経験からWeb業界を目指すロードマップについてご紹介しました。
- 転職活動を始めるには、まずは自己分析をして将来のビジョンを考えることが大事
- 自己分析やキャリアビジョンから、企業の特色と照らし合わせることでマッチする
- 転職活動を一人でやるのではなく、転職エージェントなどを活用しよう
- 面接対策はしっかり行い、退職理由や志望動機を明確にしよう
- 内定が決まったら、速やかに退職手続きを行い業務の引継ぎや残務処理に充てよう
このように、転職未経験からでもWeb業界を目指すことができます。
ぜひ、気になる転職サイト・転職エージェントを登録して転職を成功させましょう!