キャリアの棚卸しで発掘!転職市場で活かす自分の強みの見つけ方について解説
あなたは今、キャリアの進路に悩んでいるのではないですか?
自分にはどんな強みがあるのだろう??
と自問自答している時間、ありますよね。
実は私も以前は、同じような状況にありました…。
キャリアの棚卸しを通じて、転職市場で最大限に活かせる自分の強みと出会いました。
この記事を読めば、あなたの自分の強みが見つからない悩みはなくなるでしょう。
解決策は意外とシンプルです。
あなたの経験とスキルを深く掘り下げ、転職市場でどのように活かすかを理解すること。これがカギとなります。
でも、私には特別なスキルなんてないかも……。
と思っているあなた、この記事はそんなあなたのために書かれています。
私は、転職活動で内定を獲得し、現在はWeb業界で働いています。私の経験が、あなたの転職活動の成功に役立てばさいわいです。
今回は、転職市場で活かす自分の強みを見つける方法についてについてご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください!
キャリアの棚卸とは?
キャリアの棚卸しは、あなた自身の職業的経験、スキル、達成した成果、そしてキャリアにおける価値観や目標を深く理解し評価するプロセスです。
転職活動において、「自分にはアピールできる点がない」と感じている人も多いかもしれません。
実は、日々の仕事の中での取り組みや経験から、あなたの未知の強みや弱み、得意分野、苦手分野、さらに追求したいキャリアの方向性を発見することができます。
キャリアの棚卸をした後で、自己分析を行うことで、あなたが持つ独自の価値を明確にし、応募書類や面接で効果的にアピールすることが可能になります。
また、キャリアの棚卸しは転職活動時だけでなく、職務が変わるタイミングで行うべき重要なプロセスです。
日常業務の中で自己のキャリアを客観的に認識することは、充実した職業生活を送るための鍵となります。
キャリアの棚卸しで、キャリアを見つめ直し、強みを見出すことで、より価値のあるキャリアにできるでしょう!
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キャリアの棚卸しを行うメリット3つ
キャリアの棚卸しのプロセスは、多くのメリットをもたらし、キャリア形成において非常に重要です。
以下はキャリアの棚卸しのメリットについての詳細です。
- スキルギャップが特定できる
- 今後の転職戦略が強化できる
- 自己成長のための機会になる
順番にご紹介します!
メリット1:スキルギャップが特定できる
キャリアの棚卸しを行うことで、スキルギャップが特定され、あなたのスキルや経験を客観的に把握することができます。
-
現在のスキルや経験と、自分が目指すキャリアや職種に求められるスキルや経験との差のこと。
スキルギャップがあると、転職や昇進の際に不利になる可能性があります。
キャリアの棚卸しをすることで、あなたの強みや弱み、不足しているスキルや経験が明確になります。はじめて不足している部分などに対して、身に付けるための計画を立てることが可能になります。
メリット2:今後の転職戦略が強化できる
キャリアの棚卸しを行うことで、あなたの強みや弱み、価値観などを理解し、今後の転職戦略を強化することができます。
-
転職活動の目標や計画、実行方法などのこと。
転職戦略を強化することで、転職活動の成功率を高めることができます。
例えば、自分の強みを活かせる職種や、自分に合った企業の特徴などを把握することで、今回のターゲット企業を絞り込むことが可能です。
今後築いていきたいキャリアを考える時、過去の経験を活かすという視点がうまれ、考えてもみなかった企業や職種とのマッチングに気が付くことがあるでしょう。
キャリアの棚卸しで得た、あなたの過去の経験や成果を正しく評価し、履歴書・職務経歴書で効果的にアピールすることが重要です。
メリット3:自己成長のための機会になる
キャリアの棚卸しで、あなたのこれまでのキャリアや人生について考え、今後の自己成長のための目標や計画を立てることができます。
-
自分の能力や知識、経験を向上させること。
自己成長をすることで、より充実したキャリアや人生を送ることができます。
キャリアの棚卸しを、普段から定期的に行うことで、キャリアに対する考え方が明確になり、より充実した生活を送ることが可能になります。
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キャリア棚卸しの手順は4STEP
キャリア棚卸しは、あなた自身の職業的立場を評価し、将来のキャリアパスを考える際の重要なステップです。
以下、キャリア棚卸しの具体的な手順をご紹介します。
- 仕事について一日の業務を書き出す
- 仕事の実績や工夫したことを書き出す
- 強みやエピソードをピックアップする
- 今後のキャリアの方向性を考える
順番にご紹介します!
STEP1:仕事について一日の業務を書き出す
まずは、仕事の一日の業務と行動をすべて書き出していきます。
日々の仕事は、目的(目標)、その目標を達成するためのプロセス(アプローチ方法)、そして成果(実績・評価)という3つの要素に分けて考えることができます。
- 目的(目標):目的を達成するために行ったことがあるはずです。
- プロセス(取り組み方):売り上げや件数に対しての具体的なアプローチを書きます。
- 成果(実績・評価):仕事の成果を記載します。うまくいかなかったことも今後の糧になります。
分けて考える作業をすることで、普段の仕事からあなたの得意分野を発見することができます。
例えばマーケティングマネージャーの場合のパターンを示します。
- 目的(目標):市場シェアを前年度比で10%増加させる
- プロセス(アプローチ方法):デジタルマーケティング戦略を展開し、オンライン広告とソーシャルメディアキャンペーンのリーチを拡大
- 成果(実績・評価):市場シェア12%増加、オンライン広告のクリックスルーレート30%向上
次の例は、時間軸を横に9時から2時間に刻んだ一覧表です。縦軸には指定された項目ごとに配置し、それぞれ具体的な内容を入力しています。
時間 | 職務内容 | 職務の目的(目標) | プロセス(取り組み方) | 成果(実績・評価) |
---|---|---|---|---|
09:00~11:00 | チームミーティング | プロジェクトの進捗確認 | 会議の運営、議事録の作成 | チームの統合、進捗報告の効率化 |
11:00~13:00 | クライアントとの連絡 | プロジェクトの要件確認と調整 | 電話やメールでのコミュニケーション | クライアントの要望の明確化、関係構築 |
13:00~15:00 | ドキュメント作成 | 進捗報告書作成 | 文書編集、データ分析 | 高品質な報告書提出 |
15:00〜 17:00 | プロジェクト管理 | プロジェクトのリスク管理 | リスク評価、ミーティングでの共有 | プロジェクトのリスク軽減 |
1日で書きにくい場合は、プロジェクト単位や職務内容を軸で記載しても大丈夫です。できる限り具体的な仕事を思い起こして記載しましょう。
キャリアの節目や重要な出来事を振り返りが大切です!
前職や、部署異動などで複数職種の経験がある場合は、それぞれの経験でStep1を繰り返していきます。
STEP2:仕事の実績や工夫したことを書き出す
それぞれについて姿勢と実績を書き出し、過去の職歴を詳細に分析します。
それぞれの職での役割、責任、達成した成果に注目し、どのようなスキルや知識を獲得するかを考えます。
分析項目は以下のようなものです。
- 在籍期間
- 企業名・所属部署
- 職種名
- 職務内容
- 規模(部署人数など)
- 仕事の目的(目標)
- 仕事の取り組み方(プロセス)
- 成果(実績・評価)
- 発揮した強み
- 失敗・反省点
- 習得したスキル・資格
- 不満だったこと(転職理由含む)
- やりがいを感じたこと
- 今後やりたいこと
以下はアシスタントコンサルタント、プロダクトマネージャー、マーケティングマネージャーの具体例です。
それぞれの役職の取り組み期間、職務内容、達成した成果などを示しています(会社名は仮想です)。
項目 | ブライトコンサルティング株式会社 | アドバンスドメディア株式会社 | 株式会社グローバルマーケティング |
---|---|---|---|
在籍期間 | 2012年4月 – 2014年12月 | 2015年1月 – 2018年3月 | 2018年4月 – 現在 |
所属部署 | コンサルティング部 | プロダクト開発部 | マーケティング部 |
職種名 | アシスタントコンサルタント | プロダクトマネージャー | マーケティングマネージャー |
職務内容 | 企業の業務改善と戦略立案、顧客との関係構築 | 新製品の開発管理、市場調査、製品戦略の実現 | デジタルマーケティング戦略の価値と実行、オンライン広告とソーシャルメディアキャンペーンの管理 |
規模 | 人数:10名 | 人数:15名 | 人数:20名 |
仕事の目的(目標) | クライアント企業の業務効率化と収益向上 | 新製品の市場導入による年間利益10%増加させる | 市場シェアを前年度比で10%増加させる |
仕事の取り組み方(プロセス) | 戦略的な分析とソリューションの提供、チームの指導と管理 | 市場分析、製品設計チームとの連携、プロジェクト管理 | デジタルマーケティング戦略を展開し、オンライン広告とソーシャルメディアキャンペーンのリーチを拡大 |
成果(実績・評価) | 複数の顧客の収益性向上に優れ、高い顧客満足度を達成 | 新製品導入により年間売上12%増加、製品の市場評価高 | 市場シェア12%増加、オンライン広告のクリックスルーレート30%向上 |
発揮した強み | 戦略的思考、問題解決能力、クライアントとのコミュニケーション | 革新力、チームリーダーシップ、プロジェクト管理 | 戦略的思考、チームマネジメント、分析能力 |
失敗・反省点 | 一部のプロジェクトでの納期遅延、より効率的な時間管理が必要だった | 初期の市場予測の誤算、製品の特徴をより明確にする必要があった | 初期のキャンペーンで目標評価ミス、その後の戦略修正に時間がかかった |
習得したスキル・資格 | Google Analytics認定資格、ビジネスコンサルティングの初歩知識 | プロジェクト管理の専門知識、市場分析スキル | デジタルマーケティングの専門知識、クライアントマネジメントの専門知識 |
不満だったこと(転職理由含む) | プロジェクトの多忙さによるワークライフバランスの問題 | リソースの制限による開発の遅延 | 予算の保留により実行したいが制限されることがあった |
やりがいを感じたこと | クライアントのビジネスを変革し、明確な成果を出していくこと | 革新的な製品を市場に導入し、影響を与えたこと | 新しいマーケティング技術の導入に成功し、チームの成果に貢献できたこと |
今後やりたいこと | より大規模な組織でのリーダーシップの役割を決める | より大きな規模のプロジェクトを管理し、業界におけるリーダーになる | より大規模な市場でのマーケティング戦略立案と実行 |
習得したスキル、不満だったこと、やりがいを感じたことなどを深掘りしていきます。
職務を通じて、今後かなえたいことがあればどんどん記入しましょう!
項目が多く難しく感じるかもしれませんが、書きやすい項目から埋めていけば問題ありません。
STEP3:強みやエピソードをピックアップする
強みや強みを証明するエピソードをピックアップしていきます。
あなたの強みは何なのか、それを具体的にどのように活かして成果を出してきたのか、そのエピソードを整理していきます。
分析項目は以下のようなものです。
- やりがいを感じること
- 発揮できる強み
- 強みを証明できるエピソード
- 今後やりたいこと
- キャリアの方向性
先ほどのSTEP2から分析した表の中から、抽出しブラッシュアップしていきましょう。
以下は、アシスタントコンサルタントからの具体例です。
ブライトコンサルティング株式会社(会社名は仮想です)での経験や成果、将来のキャリア目標、および発揮できる強みを詳細に示しています。
やりがいを感じること | 発揮できる強み | 強みを証明できるエピソード | 今後やりたいこと | キャリアの方向性 |
---|---|---|---|---|
クライアントのビジネスを変革し、明確な成果を出したこと | 戦略的思考 企業が新しい市場に製品を導入するまでの過程を知っている | 提案した戦略のおかげで、製品は目標市場で成功を収め、顧客からの高評価を獲得 | より大規模な組織でのリーダーシップ役割を担いたい | ビジネス戦略コンサルタント 戦略的な思考と問題解決能力を活かす |
戦略的な分析を通じて業務効率化を図ること | 問題解決能力 複雑なビジネスの課題を分析し、実行可能な解決策を提案する能力 | 競合他社との差別化に成功し、市場シェアを確保できた。 | ビジネスの戦略立案や組織運営で重要な役割を果たす | 業務改善マネージャー 企業の業務プロセスの改善や収益性の向上に貢献する職種 |
クライアントの利益向上に直接貢献した経験は特にやりがいを感じた | コミュニケーション能力 クライアントとの信頼関係構築に長けている | クライアントとの関係が強化され、長期的なビジネスパートナーシップにつながった | 組織全体の目標達成に貢献することを目指す | プロダクトマネージャー 技術的な製品やサービスをクライアントに提案し、テクニカルサポートを提供 |
ここまで細分化することができれば、それぞれの瞬間での経験や成果が明確になり、発揮できるあなただけの強みが見つかります。
今後のキャリアを考えるのに参考になります!
STEP4:今後のキャリアの方向性を考える
あなたの強みを強化するためのエピソードで証明したら、キャリアの方向性が決めていきます。
企業の求人情報などをよく読み、求められている能力や経験を書き出します。次に、対応するあなたが発揮できる能力・経験を書いていきます。
以下は、「企業に求められているスキル・経験」と「自分が発揮できるスキル・経験」に関する表です。
企業に求められているスキル・経験 | 自分が発揮できるスキル・経験 |
---|---|
データ分析能力 | 高度なデータ分析と洞察力 |
プロジェクト管理スキル | 複数プロジェクトの同時管理 |
戦略的思考能力 | 長期戦略の策定と実行 |
チームリーダーシップ | チームの指導とモチベーション維持 |
クライアントとのコミュニケーション能力 | 効果的なクライアントとの交渉と関係構築 |
未経験の職種の場合は、応用できるスキル、経験などを考えて当てはめていきましょう。
まだ求人情報を見ていない場合は、転職サービスを利用して直接確認するのがおすすめです。
おすすめの転職サービスについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください!
転職ロードマップ7ステップのおさらい
未経験からでもIT・Web業界への扉は開かれています。
ただし、その夢を実現させるには明確なロードマップが必要です。
このロードマップを参考にすれば、未経験からでもIT・Web業界への転職を成功させることができます。
転職活動を効果的に進めるには、こちらの7ステップがおすすめです。
- 転職理由(軸)を明確にする
- 転職までのスケジュールを立てる
- キャリアや強みの棚卸しをする
- 転職サイト・転職エージェント登録する
- 企業に応募し書類選考を進める
- 採用面接を突破し内定をもらう
- 退職手続き、入社準備を進める
まずは、あなたの転職したい理由を明確にするところから始めてみましょう。
その後、転職サービスを利用したり、書類作成や面接対策と進んでいきましょう。
転職までのロードマップについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください!
まとめ:キャリアの棚卸しで自分の強みを見つけよう!
今回は、転職市場で活かす自分の強みを見つける方法についてご紹介しました!
キャリア棚卸しの具体的な方法はこちらの4STEPです。
- 仕事について一日の業務を書き出す
- 仕事の実績や工夫したことを書き出す
- 強みをエピソードで証明する
- 今後のキャリアの方向性を考える
キャリアの棚卸しで、あなたの経験とスキルを深く理解することは、自信を持って転職市場に立ち向かうための第一歩です。
自分の強みを発見し、転職市場でうまく活かすことは、決して難しいことではありません。
今こそ、キャリアを見つめ直し、あなたの強みを知り、活かすことで、転職活動はより明るい未来へと導かれるでしょう。
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