Web業界の職種で年収アップ！仕事内容や必要なスキルについて解説

「未経験からWeb業界に転職したいが、そもそもWeb業界の職種について知っておきたい」

このような悩みに答えます。

とりあえずWeb業界に転職したいと考える人は多いですが、Web業界職種といっても種類は多種多様です。

まずは、Web業界の職種について知り、あなたに合ったWeb業界の職種を見つけてみましょう。

今回は、接客業、IT業界を経て、現役Webディレクターである私が、Web業界の職種についてご紹介します。

ぜひ最後までご覧ください。

Web業界における主な職種10選

Web業界の職種は、大きく以下の3つに分類することができます。

指揮系の職種は、WebサイトやWebサービスのデザインやコンテンツ制作の指揮を行う職種です。Webディレクター、Webプロデューサー、Webプランナーなどが該当します。

技術系の職種は、WebサイトやWebサービスの制作やシステム開発を行う職種です。Webプログラマー、Webデザイナー、Webライター、Webマーケターなどが該当します。

解析系の職種は、WebサイトやWebサービスの企画やマーケティング、データサイエンスなどを行う職種です。SEOコンサルタント、データサイエンティスト、Webアナリストなどが該当します。

今後も、新たなWebサービスやテクノロジーの登場により、Web業界はさらに拡大していくことが予想されます。

Web業界について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください！

Web業界の職種「指揮系の職種」

Web業界の職種「指揮系の職種」は、WebサイトやWebサービスの企画・設計・開発・運用・保守を統括する職種です。

指揮系の職種は、Web業界の花形職種とも言われており、高い年収やキャリアアップの可能性を秘めています。しかし、責任が重く、ハードワークが求められる職種でもあります。

私はWebディレクターなので、この職種に該当するのですが、できるディレクター・プロデューサーは一つ一つの動きに無駄がなく成果を上げているイメージです。

今回ご紹介する指揮系の職種はこちらの3つです。

職種1：Webディレクター

職種名	Webディレクター
年収	400～500万円
主な仕事内容	Webサイトの要件定義・設計 Webサイトのプロジェクト進行管理 Webサイトの運用・改善
必要なスキル	ヒューマンスキル Web制作全般スキル プロジェクト管理スキル 課題発見・解決スキル 企画立案・提案スキル Webトレンドを取り入れスキル

Webディレクターは、WebサイトやWebサービスの制作を担当するチームのリーダーです。

クライアントの要望をヒアリングし、WebデザイナーやWebエンジニアと協力して、WebサイトやWebサービスの企画・設計・開発・運用・保守を統括します。

Webディレクターを目指す場合は、多くのスキルや経験を身につけることが重要です。

Webディレクターの仕事内容について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください！

職種2：Webプロデューサー

職種名	Webプロデューサー
年収	600～800万円
主な仕事内容	プロジェクト全般の管理 予算・スケジュール・人員管理 チーム編成、マネジメント
必要なスキル	コミュニケーションスキル プレゼンテーションスキル プロジェクトマネジメントスキル マーケティングスキル 営業スキル

Webプロデューサーは、WebサイトやWebサービスの企画・開発・運用・保守の全体を統括する職種です。

クライアントの要望をヒアリングし、プロジェクトの企画・立案を行います。また、WebディレクターやWebエンジニア、Webデザイナーなどのチームを編成し、マネジメントを行います。

WebサイトやWebサービスの成功を導くことが、Webプロデューサーの最終的な目標です。Web業界の花形職種とも言われており、高い年収やキャリアアップの可能性を秘めています。

WebディレクターからWebプロデューサーへのキャリアパスは、以下のようなステップで進むのが一般的です。

WebディレクターからWebプロデューサーへのキャリアパスは、Webディレクターとしての経験を活かして、比較的スムーズに転職やキャリアアップができる道といえます。

Webプロデューサーを目指す場合は、自分の適性やスキルをよく考えてキャリアプランを立てることが大切です。

職種3：Webプランナー

職種名	Webプランナー
年収	400～500万円
主な仕事内容	クライアントの要望をヒアリング Webサイトのコンセプト設計 ターゲットユーザー選定
必要なスキル	企画力 分析力 コミュニケーションスキル Webに関する知識

Webプランナーは、WebサイトやWebサービスの企画・設計を担当する職種です。

クライアントの要望を的確に理解し、WebサイトやWebサービスのコンセプトやターゲットユーザーを明確にすることが求められるため、高いスキルや経験が求められる職種です。

WebサイトやWebサービスのコンセプトやターゲットユーザーを定義し、WebディレクターやWebエンジニア、Webデザイナーなどに指示を出します。

Web業界の職種「作業系の職種」

Web業界の職種「作業系の職種」は、WebサイトやWebサービスの制作・運用・保守を担当する職種です。

WebサイトやWebサービスの制作において、具体的な作業を担当します。

今回ご紹介する指揮系の職種はこちらの4つです。

職種4：Webプログラマー

職種名	Webプログラマー
年収	400～600万円
主な仕事内容	Webサイトのシステム開発 Webサイトのプログラム開発 Webサイトのテスト・デバック
必要なスキル	プログラミングスキル 論理的思考力 問題解決能力

Webプログラマーは、プログラミング言語を用いて、WEBサイトのシステムの構築や開発を行う職種です。

Webサイト・モバイルサイト・ECサイトなどで使用する機能の開発やITシステム・アプリケーションなどの設計・開発、運用・保守まで、Web開発全般を行います。

Webプログラマーが活用するプログラミング言語は、 PHP・Java・Ruby・HTMLなど、Webサイト・サービスによって異なります。

ですので、Webプログラマーとしては、1つでも多くのプログラミング言語を深く習得することが大切です。

職種5：Webデザイナー

職種名	Webデザイナー
年収	300～400万円
主な仕事内容	デザインラフの作成 デザインコーディング デザインの修正・調整
必要なスキル	デザインスキル コーディングスキル コミュニケーションスキル

Webデザイナーは、その名の通りWebサイトのデザインを行う職種です。

Webサイトの制作の配色やレイアウト、フォントなど、デザインに関することは全て担当します。

Webサイトのコーディングを行うことも求められ、Webサイトの使いやすさや見やすさなどを意識してデザインする必要があります。

Webサイトを運用する目的に沿って、仕事内容を変える必要があるため、企業によってデザイン方法などは異なります。

そして、Webサイトには「流行」があるので、常に最新トレンドを追いかけることが大切です。

おすすめのWebスクールについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください！

職種6：Webライター

職種名	Webライター
年収	300～400万円
主な仕事内容	Webコンテンツ制作 Web原稿の執筆 Web原稿の校正・修正
必要なスキル	文章力 情報収集力 編集力

Webライターは、WebサイトやWebサービスのコンテンツを制作する職種です。

Webサイトに掲載するブログ・コラム記事、ネット広告コピー、ECサイトの説明文など、Webライターは幅広い内容のWebライティングを行います。

紙媒体のライターとは異なり、SEOやWebマーケティングに関する知識や、クライアントの求める文章を執筆する必要があります。

最近では、自社のWebメディアなどを運用している企業が増えていて、正社員として採用されることが多くあります。

自社の商品やサービスを紹介する専属ライターや、ライティングを請け負う会社に所属し、クライアントからの依頼に基づいて文章を書くWebライターも存在します。

WebサイトやWebサービスの文章や画像などのコンテンツを作成します。

Webライターの種類には、以下のようなものがあります。

職種7：Webマーケター

職種名	Webマーケター
年収	500～600万円
主な仕事内容	マーケティング戦略の立案・実行 ターゲットユーザーの分析 マーケティング施策の企画・実施
必要なスキル	マーケティングスキル データ分析スキル コミュニケーションスキル 企画力 実行力

Webマーケターは、WebサイトやWebサービスの集客・分析・改善を担当する職種です。

SEOやSEM、SNSマーケティングなどの手法を用いて、WebサイトやWebサービスの訪問者を増やします。マーケティングスキルの向上で、より効果的なマーケティング施策を立案・実行できるようになります。

WebディレクターからWebマーケターへのキャリアパスは、以下のようなステップで進むのが一般的です。

WebディレクターからWebマーケターへのキャリアパスは、比較的スムーズに転職やキャリアアップができる道と言えます。

Webマーケティングスクールに通ったり、独学で勉強したり、Webマーケティング会社でインターンやアルバイトをしたりしながら、必要なスキルや経験を身につけましょう。

Web業界の職種「解析系の職種」

Web業界の職種「解析系の職種」は、WebサイトやWebサービスのデータを分析する職種です。

WebサイトやWebサービスのデータを分析することで、ユーザーの行動やニーズを理解し、より効果的なWebサイトやWebサービスを構築することができます。

ただし、Webに関する知識はもちろん、高度なデータ分析のスキルが必要となります。

今回ご紹介する指揮系の職種はこちらの3つです。

これらの職種は、それぞれに異なるスキルや経験が必要です。自分の興味や適性に応じて、目指す職種を検討するとよいでしょう。

職種8：SEOコンサルタント

職種名	SEOコンサルタント
年収	500～600万円
主な仕事内容	WebサイトのSEO課題の分析 SEO対策の提案・実施 SEOの効果測定・分析
必要なスキル	SEOの知識 分析スキル 提案力 実行力

SEOコンサルタントは、WebサイトやWebサービスの検索エンジンでの順位を向上させるためのコンサルティングを行う職種です。

検索エンジンのアルゴリズムを理解し、WebサイトやWebサービスのコンテンツや構造を最適化することで、検索結果の上位表示を実現します。

WebサイトやWebサービスの検索結果の上位表示を実現することは重要です。

SEOコンサルタントを目指す場合は、自分の適性やスキルをよく考えて、キャリアプランを立てることが大切です。

職種9：データサイエンティスト

職種名	データサイエンティスト
年収	700〜1,000万円
主な仕事内容	データの収集・分析 機械学習モデルの構築・評価 データに基づく意思決定や改善策の立案
必要なスキル	統計学 機械学習 プログラミング データベース コミュニケーションスキル

データサイエンティストは、WebサイトやWebサービスのデータを分析し、新たな価値を創造する職種です。

統計学や機械学習などの知識・技術を用いて、データから有益な情報を抽出し、意思決定や改善策の立案に役立てます。

データサイエンスを学んだり、独学で勉強したり、データ分析のアルバイトやインターンシップに参加したりしながら、必要なスキルや経験を身につけましょう。

職種10：Webアナリスト

職種名	Webアナリスト
年収	400～500万円
主な仕事内容	アクセス解析、データの収集・分析 データに基づく改善、最適化の提案 改善や最適化の効果測定
必要なスキル	アクセス解析ツールのスキル データ分析スキル 提案力 コミュニケーションスキル

Webアナリストは、WebサイトやWebサービスのアクセス解析を行い、WebサイトやWebサービスの改善に役立てる職種です。

分析結果をもとに、WebサイトやWebサービスの改善や最適化を提案します。

Webアナリストの資格を取得したり、独学で勉強したり、Webマーケティング会社でインターンやアルバイトをしたりしながら、必要なスキルや経験を身につけましょう。

Web業界職種の特徴まとめ表

今回ご紹介したWeb業界職種10つの特徴はこちらをご覧ください。

職種	年収	主な仕事内容	必要なスキル
指揮系の職種
Webディレクター	400〜500万円	Webサイトの要件定義・設計 Webサイトのプロジェクト進行管理 Webサイトの運用・改善	ヒューマンスキル Web制作全般スキル プロジェクト管理スキル 課題発見・解決スキル 企画立案・提案スキル Webトレンドを取り入れスキル
Webプロデューサー	600〜800万円	プロジェクト全般の管理 予算・スケジュール・人員管理 チーム編成、マネジメント	コミュニケーションスキル プレゼンテーションスキル プロジェクトマネジメントスキル マーケティングスキル 営業スキル
Webプランナー	400〜500万円	クライアントの要望ヒアリング Webサイトのコンセプト設計 ターゲットユーザー選定	企画力 分析力 コミュニケーションスキル Webに関する知識
作業系の職種
Webプログラマー	400〜600万円	Webサイトのシステム開発 Webサイトのプログラム開発 Webサイトのテスト・デバック	プログラミングスキル 論理的思考力 問題解決能力
Webデザイナー	300〜400万円	デザインラフの作成 デザインコーディング デザインの修正・調整	デザインスキル コーディングスキル コミュニケーションスキル
Webライター	300〜400万円	Webコンテンツ制作 Web原稿の執筆 Web原稿の校正・修正	文章力 情報収集力 編集力
Webマーケター	400〜500万円	マーケティング戦略の立案・実行 ターゲットユーザーの分析 マーケティング施策の企画・実施	マーケティングスキル データ分析スキル コミュニケーションスキル 企画力 実行力
解析系の職種
SEOコンサルタント	500～600万円	WebサイトのSEO課題の分析 SEO対策の提案・実施 SEOの効果測定・分析	SEOの知識 分析スキル 提案力 実行力
データサイエンティスト	700〜1,000万円	データの収集・分析 機械学習モデルの構築・評価 データに基づく意思決定、改善策の立案	統計学 機械学習 プログラミング データベース コミュニケーションスキル
Webアナリスト	400〜500万円	アクセス解析、データの収集・分析 データに基づく改善、最適化の提案 改善や最適化の効果測定	データ分析スキル、コミュニケーションスキル

未経験からWeb業界職種への転職を成功させるポイント3つ

未経験からWeb業界職種への転職を成功させるために抑えておきたいポイントはこちらの3つです。

Web業界職種に関して、実際に転職するにはどうすればよいのでしょうか。

ポイント1：コードに触れる機会を増やす

Web業界は勉強なしで入ることが難しいため、エンジニアの勉強会に参加するのがおすすめです。

独学で学習するのはもちろんのこと、Webサイト・アプリケーション制作など、制作物を通じて実践で学ぶのがおすすめです。

Webディレクターのブログの始め方について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください！

ポイント1：Webに関する知識を身に付ける

未経験から転職を成功させるためには、転職前からWebに関する知識を身に付けることが大切です。

同じ未経験採用でも、プログラミングやマーケター経験のある方が採用されたやすいからです。

ですので、未経験の場合でも、Webに関連する資格取得やスクールに通うなどアピールするのが良いでしょう。

Webスクールについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください！

ポイント3：第二新卒枠を利用して転職する

第二新卒とは、高校、専門学校、大学を卒業した人が企業へ入社し、数年内の退職および転職を検討している方のことです。

転職活動のためすでに退職をした人も含まれており、多くの場合は学校を卒業後3年内の人を指しています。

いまの段階でWeb業界に興味がある場合は、一日でも早く転職を成功させるための行動に移しましょう。

おすすめの転職サービスについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください！

Web業界職種への転職7ステップ

転職までのロードマップについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください！

まとめ：Web業界であなたにあった職種を目指そう！

今回は、Web業界の職種についてご紹介しました！

Web業界における主な職種はこちらの10つです。

Web業界は、技術やトレンドの変化が激しい業界です。常に新しいスキルや知識を身につけることで、キャリアアップのチャンスを広げることができます。

自分の強みや弱みを把握することで、未経験からでも努力次第でキャリアを積むことができるので、ぜひチャレンジしてみてください。