【書評&要約】「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本

まわりに機嫌悪い人がいるだけで緊張する、そう思ったことはありませんか。

相手が気を悪くすると考え断れないと思ってしまったり、仕事でも細かいところまで気づいてしまい、結果として時間がかかったり。

その積み重ねもあり日々疲れやすく、ストレスが体調に出やすいなんてこともありますよね。

この本はそんな繊細さんのための、繊細さに対するノウハウを詰め込んだビジネス書です。

著者自身が、繊細な気質を持っているという立場から本書を書いています。

本書を通して繊細さんの存在を理解できるようになり、繊細さん悩みや繊細さに対する考え方や解決策について学ぶことができます。

今回は、『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本』についてご紹介します。

こんな方におすすめです!
  • まわりに機嫌悪い人がいるだけで緊張する
  • 相手が気を悪くすると思うと断れない
  • 細かいところまで気づいてしまい、仕事に時間がかかる
目次

『 「繊細さん」の本』とは?

2018年7月に、飛鳥新社から発売されたビジネス書です。

Amazonカスタマーレビューでは平均4.0となっています(2022年3月現在)。

著者のプロフィール

武田 友紀(たけだ ゆき)

日本で数少ないHSP専門カウンセラー。自身もHSPである。

HSPの心の仕組みを応用したカウンセリングが評判を呼び、日本全国から相談者が訪れている。

ささいなことが気になって疲れる人へ

著者自身もHSPである専門カウンセラーだからこそ教えられる「超・実践テクニック集」。

「繊細さん」(HSP)たちから、「人間関係も仕事もラクになった! 」と大評判となっています。

繊細さん(HSP)について

「HSP」はHighly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、「高度な感覚処理感受性」といわれる気質を持つ人を表す言葉です。

HSPはストレスを受けやすい面がある一方で、鋭い感受性により気づきの能力が高いというポジティブな面も持ち合わせています。

Webrio辞書 一部引用

本書では、HSPたちを親しみをこめて「繊細さん」と定義しています。

しかしながら、だれにだって繊細な一面はあります。

この視点で読むと、より多くの内容を学ぶことができます。

本の読み方について

私自身が、本書を読んだ後で気づいたことがあります。

それは、読み進めるパターンが2つあるということです。

  • 自身を「繊細さん」として受け入れ、自己肯定感を高める
  • 自身を「非・繊細さん」として受け入れ、繊細さを理解する

そのため、おすすめしたい読み方があります。

本書のはじめに読み、自分なりにどちらに属しているのかを決めてみてください。

どちらか決まらない場合は、本書を読み進めて行く中で分かるかもしれません。

ぜひ、本書を読む際に考えてみてください。

本の内容

本書は5章構成になっております。

実際のもくじはこちらです。

  1. 繊細さんがラクになれる基本
  2. 毎日のストレスを防ぐカンタンなワザ
  3. 人間関係をラクにする技術
  4. 肩の力を抜いてのびのび働く技術
  5. 繊細さんが自分を活かす技術

繊細さんがラクになれる基本

第1章は、繊細さんの特徴と繊細さに対してのマインドについて書かれています。

繊細さんかどうかが分かる簡易的なテストもあるので、実践するのがおすすめです。

繊細さんの具体的な悩みに対しても書かれています。

主な切り口はこちらです。

  • 対人関係
  • 業務の取り組み方
  • 周りの雰囲気
  • 優先順位の決め方
  • 繊細さに対する考え方

このように第1章では、繊細さんの特徴と繊細さに対する取り組み方や考え方が書かれており、自分自身の繊細さを理解しながら読み進めることができます。

毎日のストレスを防ぐカンタンなワザ

第2章は、繊細さんが刺激から受けるダメージを減らす方法について書かれています。

結論としては、五感の鋭いものから取り組むということ。

その実際の方法について、内部環境、外部環境それぞれの対策についての方法が満載です。

こちらも、自身の繊細さに応じて取り組むのがおすすめです。

このように第2章では、五感の鋭いものから取り組むという結論に対して、しっかりとした方法が実践できる内容になっているのです。

人間関係をラクにする技術

第3章は、人間関係について書かれています。

著者の実体験からわかった繊細さんの感じる力として、特に2つあります。

  • 相手の感情を察しやすい
  • その場の雰囲気を感じる

ということです。

その結果として、相手に対して自分の意見が言えなくなるという悩みを抱えてしまうのです。

このような敏感な感じ方に対しての解決策が、

繊細さんと非・繊細さんの感じ方の違いを知り、自分に負担のない接し方をみつけること。

第3章では、この接し方についてのマインドと具体的な方法について詳細に書かれています。

肩の力を抜いてのびのび働く技術

第4章は、繊細さんの疲れに対しての解決策について書かれています。

繊細さんの疲れとは、考え疲れ、緊張疲れなど。

主に、精神的な疲れのケアが必要になってきます。

精神的な疲れが発生するシーンとして、

  • 仕事でのマルチタスク
  • 仕事の速さに対する思考
  • なぜいつも私だけ忙しいのか
  • 不機嫌な人への対処
  • がんばっても自信が持てない

などです。

この他にも、具体的なシーンやそれに対する解決策が満載です。

このように第4章では、繊細さんの疲れに対しての具体的な方法を学び解決していくことができます。

繊細さんが自分を活かす技術

第5章は、著者の繊細さについての体験談と繊細さの活用術について書かれています。

繰り返しになりますが、著者自身が繊細な気質を持っているという立場から本書を書いています。

会社員時代の失敗、家族とのやり取りなどから自身が繊細さんであることに気づきます。

そして、そこから繊細さを克服する価値観と出会い、繊細さんの強みを見つけていくのです。

第5章では、著者の繊細さについての体験談と繊細さの活用術について学ぶことができ、自身の仕事や生活で実践できる内容になっています。

読んで学んだこと

ストレスを防ぐ具体的なテクニック

ストレスに対する考え方や方法が満載です。

また、刺激といった繊細さんが苦手とするテーマに対して、具体的な解決策があります。

心理的なアプローチから、五感に関係する物理的なアプローチまで幅広く書かれています。

「刺激」を中心とした外部環境からのダメージを減らす工夫についても実践しやすい内容です。

自分の「強み」を見つける大切さ

端的にまとめると、「繊細さん」にとっての強みはその繊細さであると学びました。

それに対し「非・繊細さん」である私の強みは、繊細さの対義的な要素(共感など)です。

本書を通して学んだ、「繊細さん」がいるということ。

私自身は、「非・繊細さん」として受け入れ、繊細さんに対して一定の配慮をもって行動を心がけていきます。

繊細さは、人それぞれ特有のもの

本書では、極端な「繊細さん」と極端な「非・繊細さん」が描写されていました。

しかしながら、日常ではこういったケースは少ないかと思います。

そこで、私なりに解釈をした結果。

相手に一定の理解をしつつ、自分の良いと思った行いをするということに辿り着きました。

特に気になったのが繊細さんは、「相手の”わからない”という感覚が、わからない」ということ。

これに対する私自身の考えは、繊細さんだろうが非・繊細さんだろうが、他人のことはわからなくて「当たり前」だということ。

だからこそ、相手のことをわかろうとする気持ちが大切だと思えるようになりました。

まとめ

今回は、『「繊細さん」の本』についてご紹介しました。

明確にターゲットが決まっている本などでも、自分視点で読み進めることで新たな気づきが得られます。

著者が繊細さんだからこそ分かる、繊細さん悩みや繊細さに対する考え方や解決策。

ぜひ本書を読んで、繊細さんや繊細さについて考えてみてください。

ビズリーチで転職活動を始めよう!
出展:ビズリーチ

ビズリーチは、株式会社ビズリーチが運営する転職エージェントサービスです。

特徴として、ヘッドハンティング型の転職サービスであり、希少・高年収な求人と出会えること。

サービスの仕組みとしてビズリーチは、受け身で転職活動を進められます。

ビズリーチのメリットは3点です。

  • 希少・高年収な求人と出会える
  • ヘッドハンターを自分で選べる
  • 受け身で転職活動を進められる

\ 今のあなたの市場価値が分かる/

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

名前:さすけ/日々の業務がルーティンワーク化し、充実した毎日を送りたいと願う30代会社員/新しいことにチャレンジしたいという一心でブログを開始/ブログがきっかけで、未経験ながらウェブ業界に転職/やりたいことをやるための仕組みとして資産運用を開始/株式投資、つみたてNISA、iDeCoを学び実践/読書・転職・副業について、もっと身近な存在となるようなブログを目指します!
Twitterフォロワー:700人↑/資格多数保有/ゼネラリスト思考/節約好き/ミニマリスト

コメント

コメントする

目次