読書を通じて、実践的に使える手法やスキルを身に付けたい、そう思ったことはありませんか。
いざ意気込んで本屋に行き、ビジネス書の立ち読みを始めても、
- 読んだ内容を忘れてしまう
- 1冊読むのに時間がかかってしまう
- 最後まで読むことができない
店から出るころには、何も残ってないですよね笑。
このような失敗体験から、いつのまにかビジネス書を読むのをやめてしまっていませんか。
たしかに私自身も、最初のころはビジネス書が読めずに困っていました。
そんな私が出会ったのは、ビジネス書を多読するという方法です。
その名の通り、ビジネス書をたくさん読むことで、ビジネスや生活シーンで実践的な手法やスキルとして効率よく身に付けることができます。
私自身はこの方法を身に付けてからは、読書効率が良くなり、読書を習慣としても身に付けることができました。
今回は、ビジネス書を多読することについてご紹介します。
- ビジネス書を読むのが苦手
- 自分にあったビジネス書を見つけたい
- 仕事で実践的な知識やスキルを身に付けたい
多読するための方法とは?

多読とは、直訳すれば本をたくさん読むことを指します。
しかしながらただ多読をしても、実践的な手法やスキルとして効率よく身に付けることができません。
今回のねらいは、ビジネス書を多読し、内容を比較することで得られるメリットを利用することです。
目的を持ってビジネス書を読む
ビジネス書を多読するため方法として、なんらかの目的を持ってビジネス書を読むということです。
目的を決めるうえで重要なのは、その知識についてどれくらい理解して、専門性を深めたいかによります。
例えば、みなさん大好きなお金がテーマであれば…
節約・貯蓄・投資などに分けることができますよね。
その場合、あなたが欲しいのは、お金全般に対する知識なのか、この中でいう「投資」に対する知識なのかを明確にする必要があるということです。
お金全般の知識が欲しい場合は、網羅的に書かれているビジネス書がおすすめです。
網羅的に書かれているビジネス書を多読することによって、お金全般に対する知識が身に付くでしょう。
「投資」に対する知識が欲しい場合は、専門的に書かれているビジネス書がおすすめです。
専門的に書かれているビジネス書を多読することによって、より具体的な方法について比較検討することができます。
このように、なんらかの目的を持ってビジネス書を読むことで、効果的に知識を身に付けることができます。
同時並行で複数の書籍を読む
ビジネス書を多読するための方法として、同時並行で複数の書籍を読むようにすることです。
短期間で繰り返すことによる記憶として定着しやすい、別の本を読むことにより飽きが来ないというメリットがあります。
さらに、同じ内容を繰り返すことで、なんとなく共通して書かれていることが理解できるようになります。
私自身は、書評や要約をしながら読書を楽しんでいますが、
最近では「あーこれこれ。」と理解を確認しつつ、読み飛ばしてしまうことが多くなっています。
このように、同時並行で複数の書籍を読むようにすることで、知識が定着し、効率的に理解できるようになるのです。
最後まで読もうとしない
ビジネス書を多読するための方法として、最初から最後まで全部のページを読もうとしないということです。
ビジネス書の多読は、多くのビジネス書からどれくらい理解して、専門性を深めたいかを目的としています。
そのため、その知識が書かれている箇所を理解したら、次の同じテーマが書かれているビジネス書を読むようにするのがおすすめです。
最初から最後まで全部のページを読みたくなった場合は、それ自体が有益な行動なので止めません笑。
時間があるときや、多読する以外の読書時間を利用するようにしましょう。
多読がうまくいくコツ3選

ビジネス書の多読は、以下のようなことを目標として実践するのがおすすめです。
同じテーマで書かれているビジネス書同士を比較し、
- 同じく書かれている内容と、そうではない内容を探す
- 自分の意見とあう意見と、そうではない意見を探す
- 網羅的に書かれているのか、専門的に書かれているのかを探す
こういったことを探しながら読むことで、ビジネスや生活シーンで実践的な手法やスキルとして効率よく身に付けることができます。
それぞれの見つけ方のコツについてご紹介します。
同じく書かれている内容、そうではない内容
同じテーマで書かれているビジネス書同士を比較し、同じく書かれている内容と、そうではない内容を探すという方法です。
同じテーマなので、だいたいは同じようなことが書かれていますが、よく読んでいくとその中に著者の考えや世間の一般論とは違うことが論じられています。
同じテーマなのに、そのビジネス書にしか書かれていない手法や考え方に出会ったら、いったん立ち止まることが大切です。
例えば「投資」によるテーマであれば、一般的に論じられている方法と、著者だけが成功した方法が紹介されていることがあります。
これに対して、あなた自身がどう考えるのかが大切ということです。
自分の意見とあう意見、そうではない意見
同じテーマで書かれているビジネス書同士を比較し、自分の意見とあう意見と、そうではない意見を探すという方法です。
ある程度何冊か読んでいくうちに、この考え方は好き、この手法はやってみたい。
こう思うようになります。
逆に、この考え方だけは納得できない、真似できないなど。
多読によって知識や専門性を深めるという目的が達成できるなら、自分自身にとっての心地いい手法やスキルを身に付けることがおすすめです。
このように、自分の意見とあう意見とそうではない意見を探すことで、自身の好きややりたいこと、相性のいいビジネス書を見つけることができます。
網羅的か、専門的かを判断する
同じテーマで書かれているビジネス書同士を比較し、網羅的に書かれているのか、専門的に書かれているのかを探すという方法です。
あなたが多読によって得たい知識が、網羅的なのか専門的なのかを目的として明確化しましたが、ここではビジネス書で出てくる知識が、網羅的なのか専門的なのかを判断していきます。
ビジネス書がどちらに該当するのかで、そのビジネス書に対する読み方や読む本気度が変わってきます。
つまりこれは、今回の目的にそぐわないと判断するレベルを上げる必要があるのです。
今回の目的が網羅的な投資全般のビジネス書を読むのか、それとも専門的な内容が知りたくて専門的なビジネス書を読むのかということです。
ここを理解することができれば、ビジネス書の「ミスマッチ」を減らすことができ、質の高い多読をすることが可能になります。
何冊、ビジネス書を多読する?

実際に何冊ビジネス書を多読するのか、ということですが。
結論として、これなら手法やスキルとして身に付けられると思うまで多読するのがおすすめです。
そのため、人によって、その冊数にばらつきがあります。
それを可能とする方法をご紹介します。
本屋に買いに行く
本屋にいって、本を買いに行くという方法です。
本屋には、名著や定番書籍だけではなく、その年のトレンドのビジネス書を立ち読みしたり購入したりすることができます。
また、大型な本屋にいくことで、多くのビジネス書のなかから自分にあったビジネス書を選ぶことができます。
ビジネス書を何冊も購入する予算がある方や、週末などにまとまった時間がとれる方におすすめです。
要約サイトを利用する
ビジネス書を多く取り扱っている要約サイトを利用するという方法です。
書籍の内容が要約されているぶん、そのビジネス書が専門的なのか網羅的なのか、自分で理解する手間を省くことができます。
要約自体も質が高く、エッセンスだけを取り出したい方におすすめです。
2022年現在、ラインナップはなんと2,800冊以上だそうです。
読み放題サービスを利用する
ビジネス書を多く取り扱っている読み放題サービスを利用するという方法です。
多読という点ではどうしても書籍がかさばってしまうのが気になります。
また、本屋で立ち読みとはいっても、長時間居続けるのってなんだか抵抗がありますよね…。
そんなあなたにおすすめなのが、「Kindle Unlimited(キンドル アンリミテッド)」の読み放題サービスです。
電子書籍のメリットでもある、かさばらないことやビジネス書を読む手軽さ。
月額980円でたくさんのビジネス書と出合うことができるリーズナブルな価格。
ビジネス書を多読するのにはぴったりのサービスです。
ぜひ、お得にご利用ください。
まとめ
今回は、ビジネス書を多読することについてご紹介しました。
- 目的を持ってビジネス書を読む
- 同時並行で複数の書籍を読む
- 最後まで読もうとしない
ぜひビジネス書を多読して、ビジネスや生活シーンで実践的な手法やスキルとして効率よく身に付けていきましょう。

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