99%の人が、話し方で知らずに損してる、そんな事実があるとしたらどうでしょうか。
話すシーンというのは、日常でも仕事でも大いにありますよね。
話し方で損をするということは、人間関係や恋愛、お金でも損をするということにもつながります。
本書を読むことで、99%の人が会話で損をしている原因から、「100%得する話し方」の実践まで学ぶことができます。
今回は、100%得する話し方についてご紹介します。
- 普段の会話がうまくいかない
- ビジネスシーンでのやり取りが苦手
- 会話に対するテクニックが知りたい
「100%得する話し方」とは?
2020年7月に、すばる舎から発売されたビジネス書です。
Amazonカスタマーレビューでは平均4.0となっています(2022年4月現在)。
「好かれる話し方」「嫌われない話し方」の秘訣
99%の人が知らずに損してる話し方を、ちょっぴり変えるだけで、仕事も人間関係も恋愛もお金も大いに好転します。
また、人と会うのも話すのも苦痛、仕事に行くのも困難だった著者が、人生を激変させた「とっておきの会話メソッド」もご紹介しています。
難しい言葉少なめ、メッセージ性多め
本書が提案する、読者の皆さんにやってほしいことが「明確」です。
特に話すのが苦手で悩んでいる方は、まずはそのまま本書の内容を実践してみるのがおすすめです。
話すのが得意な方は、本書の主張を理解し、自身で調節してアウトプットしていきましょう。
著者のプロフィール
新井 慶一(あらい・よしかず)
心感動メンタルコーチ。笑う大人プロジェクト株式会社代表取締役。「笑う大人が増え、子どもたちが希望を持つ国へ」というミッションを持ち、日々コミュニケーションの楽しさを普及しています。
本の内容

「100%得する話し方」をうまく進めるために必要なこと
本書は、「100%得する話し方」についてマインドセットからアウトプットまで順番に解説されています。
「はじめに」をまとめたのがこちらです。
- 絶対に自分に話を振らせない
- 相手に9割、話させる
- 相手に気持ちよくなってもらう
つまり「100%得する話し方」とは、とにかく相手に話をしてもらい、自身は聞くことに徹するということだったのです。
第1章から、具体的に「100%得する話し方」を実践するためにはどうすればいいのかが書かれています。
目次はこちらです。
- なぜ「自分のこと」を話してはいけないのか?
- 話し方で得する人、損する人
- まずは「合いの手」をマスターする
- リアクションができると、話はこんなに盛り上がる
- 聞きたいことが100%引き出せる魔法の質問術
- 実践!「100%得する話し方」
絶対に自分の話を振らせない
主に、第1章と第2章の内容です。
なぜ「自分のこと」を話してはいけないのか?というマインドセットから始まり、話し方で得する人・損する人の角度からそれぞれわかりやすく解説しています。
著者自身の仕事での失敗談を中心に、どうやってその後の会話を改善していったのか書かれています。
私自身は、自分の話がしたくてたまらないタイプです。
改めて、自分の知らないところで損をしていたと痛感しました…。
相手に9割、話させる
主に、第3章、第4章、第5章の内容です。
ここからは、相手に話をさせるための具体的なノウハウを学んでいきます。
各章をまとめるこんな感じです。
- 話し手が自然と盛り上がる「合いの手」
- 相手に気持ちよくなってもらう「リアクション」
- 聞きたいことが100%引き出せる魔法の「質問術」
各章、それぞれ多くのノウハウがつまっています。
私自身が一番印象的だったのは、リアクションです。
普段の会話でも自分自身のことで頭が一杯で、相手の話に対してのフィードバックが足りていませんでした。
やり方として、けっこう速効性がある印象だったのでひとつでも多く習得できるようにしましょう。
読んで学んだこと

「相手に気持ちよくなってもらう」大切さ
「100%得する話し方」を実際の会話で使い、相手に気持ちよくなってもらう大切さについて学びました。
特に第6章の内容から、成功パターンと失敗パターンから自分の結論を導きだすことができました。
私自身、3・4・5章で学んだテクニックを使い、当てはめて考えました。
実際の普段の会話でも、ここで学んだテクニックを活かしていきます。
お互いに「会話」がしたいということ
自分と相手の会話に対しての向き合う気持ちは、一緒だということを学びました。
「会話」に対する向き合う気持ちが同じだからこそ、相手が気持ちよく話してるにも関わらず自分が話をはじめてしまったり、なんとかこの会話を盛り上げようとして無理をしてしまったりするのです。
私自身、会話で盛り上げるタイプなのですが、もしかしたら相手も会話で盛り上げたいと思っているのかもしれないことに気づきました。
だからこそ、3・4・5章で学んだテクニックを徹底することが大切だと感じました。
やりすぎなくらいが丁度いい
本書は、「100%得する話し方」というタイトルのもと、話し方に対する主張とノウハウが書かれていますが、テクニックはやりすぎなくらいじゃないと伝わらないということを学びました。
私自身の一番の懸念は、実際にテクニックを使用したとき、相手に話をさせる行為が相手が自分との距離を感じてしまうということでしたが、結果はむしろ会話が弾み相手に喜ばれる形となりました。
今後も、本を読んで学んだことはまずはアレンジせずしっかり実践していきます。
まとめ
今回は、「100%得する話し方」についてご紹介しました。
ぜひ本書を読んで、話し方を身につけ相手との会話で効果的に活用していきましょう。

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